「よし澤」の個室を取材。六本木の人気日本料理店で、「燕子花図」を愛でつつ和食を楽しむ

「よし澤」は、「六本木ヒルズ」のウエストウォーク5階に位置する日本料理店。「一休.comレストラン」ユーザーの中でも特に、味に一家言を持つ美食家から人気のお店として知られています。それもそのはず、店主の吉澤定久氏が立ち上げた「ぎんざ 一二岐」と「銀座 よし澤」は、いずれもミシュランガイドで星付きの名店。会食・接待の利用はもちろん、フーディーからも高い支持を集めてきました。六本木の「よし澤」には使い勝手の良い完全個室が完備されているため、平日はビジネス会食、休日はご家族の利用にと様々なシーンで重宝されていると聞き、「KIWAMINO」編集部では3つの完全個室にフォーカスして取材を敢行しました。

大切なゲストをもてなすに相応しい本格的な和の設え

風情ある佇まいで非日常感を演出する「よし澤」の正面玄関。六本木ヒルズ内に位置していますが、入り口はテラスサイドに面しているため、昼間は陽光が差し込み、夜は行燈が灯ります。
なお、「六本木ヒルズ」のオフィス棟から「よし澤」が位置するウエストウォーク5階に至る専用の入り口があるため、商談後の入店もスムーズです。

暖簾をくぐると、手水鉢や石畳の床が見えてきます。和の雰囲気を醸し出しています。

商業施設内のお店とは思えないほど、本格的な和の設えとなっていました。外国のゲストを招いての会食・接待でも喜ばれているそうです。

カウンターは全部で10席。木のぬくもり溢れる、上質な空間となっています。店主をはじめ、スタッフの方との距離が近いことも特徴の一つ。季節の食材やお料理のこだわりについて、気軽に職人に尋ねることができます。

「燕子花図」を愛でつつ食事ができる最大12人対応の完全個室

もっとも広い、最大12人まで対応する完全個室の様子。尾形光琳の「燕子花図」を模した作品が目を引きます。

「燕子花図」は、歌物語『伊勢物語』第9段、在原業平が東下りをする際に燕子花の名所・八つ橋で詠じた和歌「唐衣きつつなれにしつましあればはるばるきぬる旅をしぞ思ふ」を典拠にした作品。日本を代表する絵画作品を愛でつつ、和食を楽しめる贅沢なひと時を過ごせそうです。

美しい和の設えも、「よし澤」ならではの特徴。小壁は土塗り壁となっており、鴨居の上には欄間が。本格的な和の建築様式が取り入れられたお部屋となっていました。天井も、十分な高さがあります。

お手洗いやお帰りの際の移動もスムーズにできるよう、席の後ろのスペースにも余裕がありました。

取材時には、最大12人まで対応する完全個室となっていましたが、お部屋の真ん中にパーティションを設けることで2つの個室に分割することもできます。

パーティションで完全個室を分割した際の様子。最大6人まで対応する個室となります。

最大6人まで対応する土壁に囲まれたシンプルな完全個室

最大6人まで対応する完全個室は、最大12人まで対応する完全個室の廊下を隔てた向かい側に位置しています。

窓がなく、落ち着いた色合いの土壁がお部屋を囲みます。シンプルな設えとなっていますが、土壁の中に生けられたお花がアクセントとなり、季節を感じさせます。

中に入ると席の後ろのスペースや、席幅が広いことを実感できました。これなら、席を立っての移動も苦になりません。

大人6人で腰かけても窮屈に感じないよう、天井が高いことも特徴となっています。音漏れの心配がないため、プライベート感を重視したい会食・接待の際にオススメしたいお部屋となっています。

少人数での会食に最適な2人から4人まで対応する完全個室

2人から4人まで対応する完全個室の様子。土壁は、最大6人まで対応する完全個室と同じ色合いで、落ち着いた雰囲気も共通しています。

対応人数が最大4人までと、「よし澤」の個室の中でも収容人数がもっとも少ないため、他のお部屋と比べてこぢんまりとしていますが、天井の高さは他と共通となっていました。取材に訪れた際も、圧迫感や窮屈さは感じませんでした。

席の後ろのスペースについては、着席して少し椅子を後ろに引けば足を延ばすことができました。席を立って移動する際には、隣の方に椅子を引いてもらう必要があるかもしれません。

こだわりの厳選素材と卓越した技術を堪能する和食

「よし澤」では、素材へのこだわりが特に強く、店主の吉澤定久氏自ら豊洲市場に赴き、厳選した素材を取りそろえる徹底ぶり。

和食の美味しさを引き立てる、美しい器に乗せて提供してくれます。

八寸を通して季節を表現することを得意とする吉澤定久氏。京都の老舗日本料理店で修業を重ねた店主ならではの技術によって、見た目も艶やかな料理が生まれます。目や舌の肥えたゲストをもてなす際はもちろん、顔合わせやご家族の慶事にも安心して利用できます。

上質な和の設えと、厳選された素材による和食をいただける「よし澤」。「六本木ヒルズ」のウエストウォーク5階に位置するため、近隣から徒歩でのアクセスも容易です。六本木エリアでの会食・接待がある際には、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

懐石・会席料理

よし澤

東京メトロ日比谷線 六本木駅 徒歩2分

20,000円〜29,999円

アクセス
住所: 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ウエストウォーク5F

※こちらの記事は2023年04月20日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

謝 谷楓

「一休.comレストラン」のプレミアム・美食メディア「KIWAMINO」担当エディター。ユーザーの悩み解決につながる情報を届けられるよう、マーケットイン視点の企画・編集を心掛けています。

前職は、観光業界の専門新聞記者。トラベル×テック領域に関心を寄せ、ベンチャーやオンライン旅行会社の取材に注力していました。一休入社後は「一休コンシェルジュ」を経て、2019年4月から「KIWAMINO」の担当に。立ち上げを経て、編集・運営に従事しています。
【MY CHOICE】
・最近行ったお店:和田倉、SENSE
・好きなお店:六雁
・自分の会食で使うなら:茶禅華
・得意ジャンル:日本料理
・好きな食材:雲丹/赤貝

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