「虎峰」実食レポ。食通が通う六本木のネオ中華料理を堪能

食の名店が軒を連ねる六本木エリア。ここに、食通がこぞって通う中華料理店「虎峰」があるのです。サプライズの連続でワクワクが止まらないカウンター、大切な人との会食にも重宝しますよ。
六本木の裏通りにひっそりと佇む「虎峰」は、2016年にオープンして以来すぐに名店の仲間入りを果たした中華料理店。中国では、“虎”という言葉は才気ある人物に使われ、“峰”は頂の意味を表すということで、“才気を養い最高峰を目指す”という想いが込められています。

重厚な扉を開けて店内へ進むと、広がるのは15席のみのプレミアムなカウンター。ここでは、目の前で繰り広げられるシェフの手さばきや調理の音、そして食欲そそる香りを贅沢に感じることができるのです。

中華料理では珍しく少量多皿のスタイルで、約25品もの料理がテンポよく、かわるがわる登場します。
使う食材にもこだわり、フカヒレや鮑などの高級食材から旬の野菜なども取り入れ、素材の持ち味を最大限に引き出しています。

この日最初に登場したのは、美しいお皿に盛り付けられたオマール海老。カラスミを添えて、色鮮やかにコースのスタートを飾ります。

小さな器の中にピータン豆腐やねり胡麻などを重ね、豆乳で仕上げた冷製の茶碗蒸し。
スプーンでよくかき混ぜることで、濃厚なピータンの味わいや胡麻の風味が際立ちます。

鶏むね肉の棒棒鶏は、59度の低温で1時間ゆっくりと火入れをすることで、しっとりと柔らかく仕上がるのだとか。とことん手間のかかった逸品です。

まるでフレンチのような一皿は、フォアグラのブリュレ。手でつまんでパクッと口に入れた瞬間に広がる、フォアグラの濃厚な味わい。これにはもちろん、ワインをあわせていただきます。

中華料理と言えば北京ダックですが、こちらのお店ではパスタやカダイフを一緒に巻いて、食感も楽しめる北京ダックに仕上げています。

大きなオマール海老の上にカウンター越しからごはんを乗せて仕上げる、オマール海老のおじや。オマール海老の旨味をすべて凝縮しているので、余すことなく堪能できる至福の味。

和牛リブロースは四川風ソースと卵黄で仕上げ、お肉を食べたあとのソースには、なんと麺を追加して楽しむスタイル。濃厚なソースを最後まで味わうことができますよ。

こちらも中華らしい逸品。キノコとXO醤を使った焼売です。王道の中華料理にひと手間加え、シェフのアイデアと技が光ります。

次は何が出てくるのだろう、とワクワクする気持ちがとまりません。
こちらは、自家製チャーシュー。しっかりとしみ込んだ味付けは、赤ワインとの相性もばっちり。

美しい黄金色のスープには、金華ハムを使用。そこに、たっぷりのトリュフを入れることによって、さらに香り高い逸品に。

焼き餃子には、ズッキーニと山クラゲを合わせて。皮はパリッと焼かれていて、中身はジューシー。これにはウイスキーを合わせて、最高のマリアージュを堪能。

春巻きには、旬の松茸を合わせて。

フカヒレの白湯土鍋煮込みには、お米をプラスしてフカヒレリゾットに。お好みで黒酢や食べるラー油を添えて、味の変化を感じながら楽しめます。たっぷりの旨味を堪能しながら、口の中でとろけるフカヒレを思う存分味わってください。

シェフが作り上げる美しく斬新な料理の数々をスタイリッシュな空間で味わえば、これまでに体験したことがないような新たな世界が見つかるはずです。

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中国料理

虎峰

都営地下鉄大江戸線 六本木駅 5番出口より徒歩3分

15,000円〜19,999円

アクセス
住所 東京都港区六本木3-8-7 PALビル 1F

※こちらの記事は2024年01月15日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

ハツ

年間400軒のレストランを食べ飲み歩くグルメブロガー。美味しいものを食べて飲んで楽しむオンラインサロン「東京グルメサロン」主宰、約140人のメンバーで毎月20回以上のオフ会を開催中。 その他、さまざまなグルメメディアでグルメライターとして活動しながら、自身もインフルエンサーとしてグルメ情報をSNSで発信している。

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