冬に旬を迎えるカニ。みっちりと詰まった肉厚な身から口いっぱいに広がる香りと甘みは、限られた期間にしか味わえない至福の味わいです。日本海側に面しカニの水揚げ港を有する福井県は、日本有数のカニの名産地。なかでも11月に解禁される「越前ガニ」は福井県が誇るブランドガニです。そこで今回は、カニを堪能できる福井の日本料理店を4軒ご紹介します。
※仕入れ状況により変動があるため、メニュー内容の詳細は店舗にお問合せください。
目 次
1.“カニをいかに美味しく食べてもらうか”を追求した、渾身のコース
滝の川 別邸(福井県/福井市)
福井駅より車で約5分のところにある「滝の川 別邸」。目の前で調理風景を眺められるライブ感満載のカウンターは、店主・荒矢純一氏との会話も楽しめるおすすめの席。テーブル席を設けた個室もあるため、大切な人との利用にもぴったりです。いただけるのは、水揚げされた新鮮な魚介類を、荒矢氏がその日いちばんの逸品に仕上げた料理の数々。
冬になると“一杯のカニをいかに美味しく食べていただけるか”をテーマに、越前ガニのコースが複数登場します。熱を通して火を通さないというプロの技術で、カニの肉汁や香り、甘みを存分に楽しむことが可能。正規品で質の良い厳選したカニを使用しているからこそ提供が叶う、生のお刺身もぜひとも味わいたい一品です。甘みが強くしっとりとしたカニを心ゆくまで堪能しましょう。
2.ひとりにつき1キロ以上のカニを使用した越前蟹のフルコース
料理屋 みや崎(福井県/福井城址大名町駅)
福井城址大名町駅より徒歩1分ほどの場所に佇む「料理屋 みや崎」。外観は凛とした雰囲気。白の暖簾をくぐると、白木を使用したカウンター7席のみの温もり溢れる空間が広がっています。提供されるのは、和食をベースにしながらもジャンルに捉われず、店主・宮﨑洋彰氏の自由な発想で生み出される料理。コースの幕開けとなる先付には、その時々の旬の食材を使うのがこだわりです。
カニの時期になると「越前蟹コース」を堪能することができます。“本物の越前ガニを食べてもらいたい”との想いで、ひとりにつき1キロ以上のカニを焼き・しゃぶ・揚げ・茹でなど様々な調理法でいただけます。豊富に揃う福井県の日本酒や、シャンパーニュ・ワインとのマリアージュも楽しんで。
3.2024年3月開業の日本料理店で、新鮮な越前ガニに舌鼓を打つ
浜町 緒ばた(福井県/福井駅)
福井駅より徒歩10分ほど、料亭街の風情が残る浜町に門を構える「浜町 緒ばた」。2024年3月にオープンした、福井の素材を活かした懐石料理をいただけるお店です。地元の木材を使用した数寄屋づくりの店内には、カウンター席とゆったりと過ごせる個室を完備。観光の際やプライベートでの利用はもちろん、ビジネスの場にもぴったりの空間です。
11月~3月下旬ごろには「冬の王者越前がに懐石」が登場。店主自ら、越前漁港にて買い付けた活物を天ぷらや茹で、蟹めしなどでいただくことができます。お店に到着したゲストに生簀のカニを見てもらってから、調理を開始するのがこだわり。新鮮なカニの旨味をたっぷりと味わうことができるでしょう。落ち着いた和の空間で、贅沢な食のひとときを過ごしてみませんか。
4.絶景とともに、和・洋・中で調理された越前ガニを堪能
越前かに料理 鹿島(福井県/三国港駅)
三国港駅から車で5分ほどの「越前かに料理 鹿島」は、カニ漁の解禁から約5カ月間限定でオープンする越前ガニ料理の専門店。“福井文化の発信”をテーマに、店内は三国箪笥や越前焼・越前漆器などに彩られています。食だけではない、様々な福井の魅力を体感できるお店です。
提供されるのは、越前ガニと和・洋・中華が融合した料理。デザート以外には、すべて越前ガニを使用するのが特徴です。「スタンダード ズワイがにフルコースプラン」では、ズワイがにのモンブランからコースがはじまり、かに小籠包・茹でがに・ズワイがにの真丈など、唯一無二の料理をいただくことができます。
今回は冬の味覚の王様とも呼ばれるカニを楽しめる、福井の日本料理店を4軒紹介しました。1年の中でも限られた期間にしか味わえない至福の味わいを堪能してみはいかがでしょうか。
※こちらの記事は2024年11月16日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。