味が良い上に栄養価の高い食材として、日本では古くから食されてきたうなぎ。うなぎ料理店が多く軒を連ねる名古屋では、定番の「ひつまぶし」以外にも、個性的な1品を楽しめるお店があります。今回は、一度は味わってみたいうなぎ料理を提供しているお店を名古屋から6軒ご紹介します。
目 次
1.ミシュラン掲載の名店で名物「肝入りうなぎ丼」をいただく
うな富士(愛知県/鶴舞駅)
創業100年以上の老舗が多い名古屋にて、25年でミシュランに掲載された「うな富士」。どこか懐かしさを感じる店内は、落ち着いた和の空間です。
使用するうなぎは、一般的なサイズよりも大きいというこだわりの青うなぎ。全体の収穫量の2割しかないという“幻のうなぎ”を職人技で仕上げます。なかでも名物は「肝入りうなぎ丼」。「うな富士」では、腹開きを行うからこそ、肝もぷりっとしたきれいな形で取り出せるとか。脂の乗った肉厚なうなぎに、丸々と肥えた肝、そこに伝統のタレと絡み合い織りなされる自慢の品をどうぞ。
2.塩とニンニクベースのタレでいただく唯一無二のひつまぶし
うなぎ家 しば福や(愛知県/国際センター駅)
江戸時代から続く「四間道」「円頓寺」の街並みと調和した佇まいの「うなぎ家 しば福や」。柔らかく温かみのある店内は、女性ひとりでも入りやすいよう、カウンター席が設けられています。
うなぎ養殖業を営む家庭で育った大将・柴田哲滝氏による、オリジナリティ溢れる料理が評判。こちらでいただきたいのは「スタミナまぶし」。確かな目利きで仕入れられたうなぎを丁寧に仕込み、塩とニンニクをベースにしたタレを掛け合わせたもの。うなぎ料理の新たな可能性を感じる1品を味わってみませんか。
3.豪華絢爛な「金箔まぶし重」を目でも楽しむ
炭焼ひつまぶし鰻 むなぎ(武奈伎)(愛知県/矢場町駅)
市営地下鉄名城線・矢場町駅から徒歩約5分の場所にある「炭焼ひつまぶし鰻 むなぎ(武奈伎)」は、時期ごとに職人が厳選したうなぎを堪能できるお店。店内には、完全個室や半個室があり、様々な用途で利用できます。
ここならではの1品は、見た目にも豪華な「金箔まぶし重」。金沢で100年以上続く老舗「今井金箔」の金箔をふんだんに使用したひつまぶしです。名古屋らしい華やかな見た目はもちろん、炭火焼でパリッと香ばしいうなぎと自家製ダレによる、深い味わいを堪能しましょう。お重にも金箔があしらわれたオリジナルの器にも注目です。
4.厳選された肉厚なうなぎによる「蒲焼1本重」は必食
うなぎ 四代目 菊川/グローバルゲート店(愛知県/ささしまライブ駅)
昭和7年より続くうなぎ卸問屋が運営する「うなぎ 四代目 菊川/グローバルゲート店」。焼き・捌き・串打ちといった職人技を目の前で堪能できるカウンター席は臨場感たっぷり。
強力な火にかけても身が縮まないほど肉厚なうなぎを1本まるごと使用した「蒲焼き1本重」がお店の名物。仕入れるうなぎに自信があるからこその1品です。厳選されたうなぎを、炭火で皮目を香ばしく焼き上げ、ほど良く脂の乗った状態でいただけます。江戸より続く窯元による特別な専用の器で、温かいうちに召し上がれ。
5.うなぎと相性抜群の玉子が乗った「中黄金鰻重」を味わう
ひつまぶし 登河 那古野本店(愛知県/丸の内駅)
地下鉄桜通線の丸の内駅、国際センター駅から徒歩約10分の場所にある「ひつまぶし 登河 那古野本店」。町家を改装した店内には落ち着いた和の空間が広がり、中庭を望む席も設けられています。
江戸時代中期から栄養食や疲労回復食として、相性が良いとされてきたうなぎと玉子。「ひつまぶし 登河 那古野本店」では、名古屋コーチンの玉子焼きが添えられた「中黄金鰻重」をいただきましょう。その時期に1番良い状態のうなぎと、秘伝のタレが絡み合う自慢の品です。季節によっても変化するうなぎの脂の乗り方や身の引き締まり方など、うなぎの異なる味わいをご賞味あれ。
6.うなぎをとろとろの玉子で包んだ「金のうな玉丼」を堪能
うなぎのしろむら泉店(愛知県/久屋大通駅)
日本家屋の伝統的な雰囲気にモダンテイストを取り入れた空間が特徴的な「うなぎのしろむら泉店」。店内には、個室をはじめ、椅子に座れるテーブル座敷や、足を伸ばせる掘りごたつ席もあり、様々な用途で利用できるでしょう。
「うなぎのしろむら泉店」では、良質な脂が乗っている三河一色産の活うなぎを使用した料理をいただけます。定番のひつまぶしはもちろん、一度は味わってみたいのは「金のうな玉丼」。食べやすくカットされたうなぎを、とろとろの玉子で包んだ1品です。添えられた卵黄醤油漬けで、追い玉をするのもおすすめだとか。
今回は、名古屋で個性的な1品を提供しているうなぎ屋さんを6軒ご紹介しました。どのお店も、一度は味わってみたい個性溢れる1品が目白押し。ぜひそれぞれの味わいを満喫しに訪れてみませんか。
※こちらの記事は2024年06月03日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。