特別な日に行きたい、大阪のグランメゾン5選

料理はもちろん、設えやホスピタリティでも妥協を許さない「グランメゾン」。記念日や特別な日など、ここぞという時に訪れたいものです。非日常感溢れる空間で過ごすひとときは、大切な人との時間をより一層特別にしてくれることでしょう。今回「KIWAMINO」では、大阪にあるグランメゾンの中から、5軒を厳選してご紹介します。

1.古城のようなインテリアの中、芸術的な料理を

レストラン シャンボール/リーガロイヤルホテル(大阪府/大阪駅)

本場のフランス料理に接する機会の少なかった1973年、初代シェフとしてフランス人のアンドレ・ルイ・ヴァンドルーを迎え「リーガロイヤルホテルグループ」の最上級フレンチレストランとして誕生、2023年9月に50周年を迎えた「レストラン シャンボール」。10代目シェフには、フランスの三つ星レストランなどで研鑽を積んだ田中貴典氏が就任し、伝統を基本としながらも、卓越した技術と磨き抜かれたセンスで魅了する華麗なるフランス料理を生み出しています。

世界遺産に登録されるフランスの古城“シャンボール城”からその名をとり、古城をモチーフにしたゴージャスな内装の中、心づくしの上質なおもてなしでゲストを迎えてくれます。店内のいたるところに飾られた美術館のような絵画を眺めながら、歴史を刻み続けるグランメゾンで、贅沢なひとときを味わってみてはいかがでしょうか。

フランス料理

レストラン シャンボール/リーガロイヤルホテル(大阪)

JR東海道・山陽本線 大阪駅 (新幹線でお越しの方)新大阪駅から大阪・神戸方面行き東海道・山陽本線に乗換え、1つ目「大阪」駅で下車。駅からは無料送迎バスかタクシーを利用してホテルへ。

30,000円〜39,999円

2.フランスと日本の美食を融合させた唯一無二の食体験

ラ・ベ/ザ・リッツ・カールトン大阪(大阪府/梅田駅)

「ザ・リッツ・カールトン大阪」のメインダイニング「ラ・べ」。料理長のクリストフ・ジベール氏が、伝統的なフランス料理を現代的なインスピレーションでアレンジするアーティスティックな一皿ひと皿が魅力です。また、通を唸らせる希少なヴィンテージワインからニューワールドワインまで400種類以上の充実したワインコレクションが、華やかな料理を引き立てます。キッチンには、シェフこだわりの食材であるオマールブルーを、最も良い状態で保管できる水槽を完備。

フランスから取り寄せる厳選食材に、四季折々の日本の旬の素材をふんだんに取り入れたメニューは、フランスと日本の美食を融合させた唯一無二の食体験をもたらします。特別な会食には、ワイングラスメーカー「リーデル」の名前を冠したプライベートダイニング「リーデル・ルーム」もおすすめ。クラシックヨーロピアンスタイルのインテリアの中、エレガントな時間が流れます。

フランス料理

ラ・ベ/ザ・リッツ・カールトン大阪

阪神電鉄線 梅田駅 西口より 徒歩5分

30,000円〜39,999円

3.きらめくシャンデリアのもと味わう、色彩豊かなコース

レストラン ヴァリエ(大阪府/肥後橋駅)

堂島川を北に、土佐堀川を南に臨む水都・中之島に店を構える「レストラン ヴァリエ」。1,041個ものクリスタルがきらめくシャンデリア、 ブロンズメッシュやアクリルといった現代的な素材をあしらった壁面など、重厚さと芸術的なエレメントが融合する空間は圧巻です。南仏ラナプールの二つ星レストラン「ロアジス」などで修業を積んだ、オーナーシェフ・高井実氏による力強い料理と厳選ワインの魅力的なマリアージュが光ります。

函館直送の魚介や鮮度の高い京野菜、徳島や丹波の猟師から届けられるジビエなど、選りすぐりの食材を使い、フレンチの技法をベースに仕立てられるモダンなひと皿。上質な大理石が織りなすクラシックな佇まいの店内は、洗練されたウェイティングスペースでのプロローグから重厚なバーカウンターでのエピローグまで、非日常のひとときへと誘います。

フランス料理

レストラン ヴァリエ

地下鉄 四つ橋線 肥後橋駅 北改札4番出口より徒歩5分

12,000円〜14,999円

4.美食家を魅了してきた、繊細で彩り豊かな本格フレンチ

メゾン タテル ヨシノ/ANAクラウンプラザホテル大阪(大阪府/北新地駅)

国内のみならず世界の美食家たちを魅了し、その才能を認められたフランス料理界の重鎮・吉野建氏がプロデュースするフレンチレストラン「メゾン タテル ヨシノ」は「ANAクラウンプラザホテル大阪」の2階に位置しています。吉野氏は、国内の多数のレストランをプロデュース後に渡仏し、1997年、パリにオープンした「ステラマリス」にて、フランス版ミシュランの星を獲得する偉業を成して注目を浴びました。

得意のジビエや、モネの絵画をイメージした野菜料理などのスペシャリテで名を馳せ、優れた野ウサギ料理に与えられる「リエーブル・ア・ラ・ロワイヤル」では、最優秀賞に輝く実力派。自然をそのまま皿に盛り込む「テロワール(大地)の料理」の数々を堪能することができます。

フランス料理

メゾン タテル ヨシノ/ANAクラウンプラザホテル大阪

JR東西線 北新地駅 11-21番、11-23番出口より徒歩約3分

20,000円〜29,999円

5.パノラマビューの中で味わう“モダン・クラシック”

ラ・フェット ひらまつ(大阪府/肥後橋駅)

中之島フェスティバルタワーの最上階に位置する「ラ・フェット ひらまつ」。森田恭通氏デザインの店内は、高い天井に大きなガラス窓で囲まれた開放感溢れる空間。北は淀川と北摂の山々、南には大阪城、西には遠く大阪湾を一望できる贅沢な眺望を堪能できます。

日本における「ポール・ボキューズグループ」の統括料理長に就任後、同店で料理長を務める中谷一則氏が掲げるコンセプトは、伝統的なフランス料理の技法を大切にしながら、日本人の持つ感性で仕立てる繊細かつ洗練された“モダン・クラシック”。「お祭り」のように華やぎに満ちた饗宴を体験してほしい、と名付けられたグランメゾンは、大阪随一の景色とともに、特別な日の会食を彩ってくれることでしょう。

フランス料理

ラ・フェット ひらまつ

地下鉄四つ橋線 肥後橋駅 駅直結

20,000円〜29,999円

今回は、大阪にあるグランメゾンの中から、特別な日に訪れたい名店を厳選して5軒ご紹介しました。美味しい食事と特別な空間で、思い出に残る素敵なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

※こちらの記事は2023年11月26日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

Miki D'Angelo Yamashita

コロンビア大学・パリ政治学院修士。新聞社を経てフリージャーナリスト。専門は別だが、趣味が高じて食担当記者に。延べ3000人料理人インタビュー、約30カ国で食関連を取材。料理本も多数編集。

【MY CHOICE】
・最近行ったお店:未在 / 晴山 / レヴォ /茶禅華
・好きなお店:ギ・サヴォワ / Restaurant KEI / 祇園さゝ木 / 宮坂
・自分の会食で使うなら:ル・ブルキニオン / ラルジャン / 乃木坂しん / 蕎麦おさめ
・注目しているお店:お料理ふじ居 / 日本料理 研野 / ELEZO ESPRIT
・得意ジャンル: スイーツ
・好きな食材:麺類

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