「天下の台所」と呼ばれ、独自の食文化が色濃く残る大阪。様々なグルメがあるなかでも、匠の技で仕上げる天ぷらは外せません。今回は、一度は訪れたい大阪にある天ぷらの名店を厳選して6軒ご紹介します。
目 次
1.臨場感あふれるパフォーマンスと共に味わう旬の天ぷら
花筐/ザ・リッツ・カールトン大阪(大阪府/梅田駅)
「ザ・リッツ・カールトン大阪」5階にある「花筐」は“大阪の豊かな食文化”をテーマに、天ぷら、寿司、会席料理、炭火焼、鉄板焼きを楽しめるレストラン。
「ミシュランガイド京都・大阪 2023」にて一つ星を獲得した天ぷらを、臨場感溢れるカウンター席でいただきましょう。
薄付きの特製ころもを纏った四季折々の食材は、紅花油を使い繊細に揚げられます。シェフ特製の天つゆや、各地から厳選した塩をからめて召し上がれ。
割烹の経験を活かした料理長・深名健氏による料理パフォーマンスや、会話も楽しみの1つです。
2.大阪を代表する老舗店で、お座敷天ぷらを食す
一宝 本店(大阪府/肥後橋駅)
創業100年以上を誇る「一宝 本店」は、大阪を代表する天ぷら料亭の老舗。昔ながらのお座敷天ぷらをいただくことができる店内は、大切なシーンでの利用にもぴったりです。まずは日本座敷で先付け、季節の八寸、旬のお造りをいただき、料理の後半はカウンター席の個室へ移動。匠の技と共に天ぷらを堪能できます。
料理に使われるのは、厳選された食材のみ。出汁には那須山系の天然水を用い、天ぷら油には選び抜かれた紅花油のみを使用。ゲストごとに新しく新鮮な油を用意するため、油っぽさを感じることがありません。老若男女問わず愛され続ける美味しさを、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
3.天ぷら×シャンパンのマリアージュを楽しむ
なにわ天ぷら 維心(大阪府/北新地駅)
大阪の食文化や食材をベースに“シャンパンで楽しむ天ぷら”をコンセプトとする「なにわ天ぷら 維心」。なにわの伝統野菜をはじめ、泉州や淡路で獲れる鮮魚などを用い、正統派天ぷらから遊び心溢れる天ぷらまで、様々な味が楽しめます。さらにこだわりの先付け・前菜・中皿も必食。
そんな天ぷらには、厳選された150種類以上のシャンパンのなかから、お気に入りを合わせましょう。その他にフランスをはじめとした各国のワインや、日本ワイン、日本酒も揃い、その日の食材に合わせ、グラスで楽しめるシャンパン3種を選んでもらうこともできます。「天ぷら×シャンパン」のマリアージュを満喫してみては。
4.名物「フカヒレの天ぷら」をいただくカウンター天ぷら
天麩羅 ひらいし(大阪府/北新地駅)
北新地に佇む「天麩羅 ひらいし」は、L字カウンターに10席のみのお店。店主・平石貴之氏が独自に配合した油を使用し、全国から取り寄せた厳選の旬食材を揚げた天ぷらは、シンプルな見た目ながらも美しく、多くの食通を唸らせます。料理人の手元を見ながら、臨場感溢れるひとときを楽しみましょう。
なかでも「フカヒレ天ぷら」はここだけでしか食べることのできないスペシャリテ。定番の塩や抹茶塩、カレー塩、トリュフ入りなど、バラエティー豊かな塩との組み合わせで楽しんでみて。ブルゴーニュ産を中心にワインの品揃えも豊富なので、マリアージュを堪能するのもいいですね。
5.秘伝の油を使用し職人技で揚げる「海老の天ぷら」
新太呂(大阪府/淀屋橋駅)
堂島川近くに佇む「新太呂」は昭和39年創業、海老が名物の天ぷら専門店です。店内はカウンターのみの14席。ゲストの食べるペースを見計らい揚げられる天ぷらは、最適なタイミングでいただくことができます。音や匂い、熱気に溢れた店内に食欲が擽られることでしょう。
名物「海老の天ぷら」は、国産の車エビを使用。妥協を許さず厳選された新鮮な車エビを、背をそらせたままの形で揚げ、その美しさは職人が成せる技です。余分な油を吸収しない薄付きのころもを、先代から続く秘伝のブレンドの油で揚げるため、素材の味わいを十分に楽しめる天ぷらは必食です。
6.風情ある中庭を眺めながら、旬食材の天ぷらを味わう
日本料理 大乃や/天ぷら/青竹庵(大阪府/天満橋駅)
「日本料理 大乃や 青竹庵」は昭和26年創業、重厚で趣のある外観に、和とモダンを融合させた店内が特徴。季節の移ろいを感じる中庭を望む店内では、旬食材をふんだんに使い贅を尽くした日本料理を味わうことができます。
同じ敷地内にある「大乃や 天ぷら」では、自慢の天ぷらをお腹いっぱいにいただくことができるコース料理が揃います。目の前で織りなす職人技を眺め、会話を楽しみながらこだわりの一品を楽しんでみてはいかがでしょうか。
様々な工夫が凝らされ、職人技で揚げられる天ぷら。料理に込められた技術と真心が、訪れる旅に私たちを至福のひとときへと誘ってくれます。そんな美食を味わいに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
※こちらの記事は2023年04月18日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。