近年、料理業界で活躍する女性料理人が増えています。
今回「KIWAMINO」では、女性料理人が腕を振るう東京のレストランを4軒、ご紹介。
繊細なおもてなしとオリジナリティ溢れる料理に、思わず笑みがこぼれることでしょう。
目 次
1.柔らかな雰囲気に抱かれながら、ワインとのペアリングを楽しむ
フランス料理 タンモア(東京都/乃木坂駅)

「柔らかな時間」という意味を表す店名のフレンチレストラン「タンモア」は、乃木坂にある住宅街の地下1階に、ひっそりとあります。
白を基調とした清らかで落ち着いた雰囲気の店内は、堅苦しさを感じさせない洗練された空間。肩肘を張らずに、ゆったりとしたひとときを過ごすことができます。
腕を振るうオーナーシェフの田中いずみ氏は、横浜元町にあるフレンチレストラン「修廣樹」や鎌倉のフレンチレストランで研鑽を積んだ後、渡仏。一つ星レストランやパリのビストロでの修業を経て、2018年に「タンモア」を開業しました。
提供されるのは契約農家から直送した新鮮な野菜や、本場フランスをはじめ各地から取り寄せた旬食材を用いた月替わりのおまかせコース料理。食材を余す所なく使用した料理は、シェフの個性が表れた一品ばかりです。
フランス産を中心に用意されたワインと共に、マリアージュを楽しみましょう。
2.異色の経歴を持つ女性シェフが手掛ける「人を喜ばせるための料理」
モルソー(東京都/日比谷駅)
「かけがえのないひとときに美味しさと楽しさの“morceau(かけら)”を」という想いを込めて店名が付けられたフレンチビストロ「モルソー」。白の漆喰と藁の壁で作られた店内は、ナチュラルで優しい雰囲気を醸します。
シェフを務める秋元さくら氏は、旅客機の元客室乗務員という変わった経歴の持ち主。調理師学校を卒業後「オー・ギャマン・ド・トキオ」などで研鑽を積んだ後、ソムリエでもあるご主人と共に「モルソー」を目黒に開業。10年の節目に当たる2019年「東京ミッドタウン日比谷」への移転オープンを果たしました。
「人を喜ばせるための料理」をテーマとしたお店は、シェフの優しい笑顔が、訪れるゲストの緊張を解してくれます。
シェフ自ら厳選した彩り豊かな旬野菜や味わい深い松坂ポーク、その時々の鮮魚をはじめとする食材を、女性シェフならではの繊細で遊び心溢れる料理へと仕上げます。ご主人選りすぐりのワインと共に、とっておきの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
3.本場で研鑽を積んだ実力派シェフが生み出す料理とワインのマリアージュ
ジュー ドゥ マルシェ(東京都/曙橋駅)
曙橋駅より徒歩3分、大通りから少し奥まった静かな立地に佇む「Jour de Marche」は繊細で上質なフランス料理を楽しめるお店。一歩足を踏み入れた店内は、シンプルモダンで落ち着いた空間が広がります。
オーナーシェフの榎本奈緒子氏は、本場フランスの二つ星レストラン「ニコラ ル ベック」や一つ星レストラン「レ テラス ド リヨン」などで6年半の間修練。帰国後は西麻布や神楽坂のレストランで料理長を務めた後に「ジュー ドゥ マルシェ」を開業しました。
おまかせで提供される月替わりのコースメニューは、四季折々の旬野菜や魚介類をふんだんに使った一皿が並びます。
中でもマスカルポーネのクリーミーな味わいと、シラスの磯の香りが相性抜群な「釜揚げシラスのリゾット」や、無添加の餌にこだわり飼育された鶏が産む鳳凰卵を使った自家製プリンなどは必食です。
ソムリエによる料理に合わせたワインコースの用意もあるので、マリアージュを堪能してみるのもいいですね。
女性料理人が活躍するお店をご紹介しました。どこも、それぞれのシェフの持ち合わせる個性とパワフルな力強さが表れる料理をいただけるお店ばかり。
とっておきの一皿に出会いに、ぜひ訪れてみませんか。
※こちらの記事は2023年04月20日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。