レベルの高い飲食店がしのぎを削る街、神楽坂。そぞろ歩きも楽しいこの街のランドマークとも言える「善国寺」の裏手にあり、石畳の路地にひっそりと構える3つ星の名店「神楽坂 石かわ」。
素材の良さを活かしながら絶妙な創意工夫が凝らされた、極上の日本料理に出会える店として評価の高い一軒です。
石畳の路地に映える黒塀
「神楽坂の毘沙門さま」と呼ばれ親しまれる「善国寺」。その脇を進んだすぐ裏手に、神楽坂らしい石畳の小径が現れます。ビルの1階にありながら、黒塀に囲まれた粋な佇まいがひときわ目を引く「神楽坂 石かわ」。隠れ家感もあり、大切な人を招いて様々なシーンで利用したくなりますね。
上質な美意識が貫かれた店内には、心地よく背筋が伸びるようなカウンター席と、個室のテーブル席を用意。隅々にまで洗練が行き届いた、とっておきの空間が迎えてくれます。一見かしこまった雰囲気にも感じられますが、気さくな店主の人柄とおもてなし心のおかげで、気負わずに美食に没頭してしまうことでしょう。
3つ星常連の凄腕料理人
店主は新潟県出身の石川秀樹氏。20歳の時に上京し、かつて原宿にあった日本料理店「さくら」(現在は移転)にて料理人修業を開始しました。師事した「さくら」の店主の指導や意向により、10店舗以上での修業を経験。乃木坂や赤坂の有名店の他、ホテルの食事処など様々な場で活躍し、料理長に就任するまでに成長を遂げました。
教わり築き上げてきた技術を確かな礎として、自身独自の味の構築に注力しながら、2003年に独立を果たし「神楽坂 石かわ」をオープン。実力店が数多く立ち並ぶ神楽坂にあって、次第にその名を轟かせるところとなり、2009年からは連続して3つ星を獲得する快進撃。多忙な日々を送る傍ら、後進の育成等にも尽力しており、「神楽坂 石かわ」で腕を磨いた料理人たちが店主を務める「虎白」や「蓮」といった姉妹店も、今ではそれぞれが星を獲得しています。
また2017年に渋谷の高級住宅街、南平台に誕生した「レストラン ナンペイダイ」の監修も担当。贅を尽くした洋食レストランとして知られる同店は、美食家たちの注目を一身に集めています。
日本食材の純粋な美味しさを、飾らずに
和食といえど、洋の東西を問わぬ食材使いも一般的となりつつある昨今において、“日本以外の食材は排除”するという石川氏。そのこだわりぶりは、一本筋の通った独自の和食道を感じさせます。
食材の純粋な美味しさを求める探究心もしっかりと感じられながら、あくまで素朴に。自ら“華美にせず、飾らずに”と謳うように、しっとりと体現した日本の四季に出会うことができます。上質な黒毛和牛をご飯の上に敷きつめた斬新な一品『牛しゃぶ炊き込みご飯』など、人気のメニューもぜひご賞味を。料理の味をさらに引き立てるお供には、各地の日本酒や焼酎、泡盛にワインなどが豊富に揃っています。
また、出過ぎることなく一流の味わいを伝える器類も必見。料理にさらなる品格と趣を与えるような、店主自慢の品が惜しみなく使われています。
3つ星の常連の名に違わぬ、極上の日本の美味を届けてくれる「神楽坂 石かわ」。一流の料理人たちの洗練された技を見届ける特等席のカウンターや、上質な落ち着きが堪らない個室で、大切な人と記憶に残る晩餐をお楽しみください。
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アクセス
住所 東京都新宿区神楽坂5-37 高村ビル1F
※こちらの記事は2023年06月02日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。