世界に誇る、日本料理の名店 東京編

世界中で高い人気を誇る日本料理。料理を飾る器やカトラリーにまでこだわり、その瞬間の刹那的美しさを表現します。季節に連動させた旬の素材と調理法で旨味を巧みに使った繊細な料理。それは世界的にも類まれな、素晴らしい文化です。そんな料理の数々を一度は堪能してみたいもの。そこで今回は、日本が世界に誇る日本料理の名店をご紹介。大切な瞬間を彩る、特別な舞台となるでしょう。

1.日本の憧憬を料理で見事に表現した銘品

日本料理 龍吟(東京都/日比谷駅)

日比谷駅直結、「東京ミッドタウン日比谷」の7階に位置する「日本料理 龍吟」。大きな窓ガラスからは皇居の御濠を見渡すことができ、店内には名作家による水墨画や骨董品が随所に飾られています。天井には店名にもなっている江口真悠加氏の大作「龍吟雲起」が。雲の中を舞う龍の姿は圧巻です。

シェフは日本屈指の料理人のひとり、山本征治氏。「日本料理は我が国日本の豊かさを象徴するもの」と語る山本氏は“食事における一番嬉しい感覚”を常に追求しゲストに届けます。

料理では、日本全土から選りすぐりの食材を集め、季節が変遷する情景を見事に表現。本物だけが持つ滲み出る旨さを、温度感や香りと共に味わえる瞬間はまるで、天にも昇るような体験です。

懐石・会席料理

日本料理 龍吟

東京メトロ千代田・都営地下鉄三田線 日比谷駅 駅直結

50,000円〜

2.詫び寂びの美しさを心身から感じられる料理

神楽坂 石かわ(東京都/牛込神楽坂駅)

牛込神楽坂駅から徒歩で約3分。毘沙門天善国寺の裏手に凛と佇む「神楽坂 石かわ」は、神楽坂きっての懐石料理店のひとつ。石畳の路地を進み店内に入ると、木目を基調とした和の空間で、思わず背筋が伸びる心地のよい緊張感が。

店主は愛弟子として多くのミシュランスターを育てた石川秀樹氏。新潟県に生まれ20歳で上京して以降、数々の名店で修業し技を磨き上げた敏腕料理人です。

そんな石川氏が作るのは、旬の食材を活かした素朴ながらも優美な印象の料理。四季折々のコースは海と山の幸をバランスよく拵え、素材の味の輪郭を際立たせます。洗練された空間の中で味わえば、今まで気が付かなかった素材本来の美味しさに、感動を覚えるでしょう。

懐石・会席料理

神楽坂 石かわ

都営地下鉄大江戸線 牛込神楽坂駅 徒歩3分

40,000円〜49,999円

3.素朴な一杯に光る、素材へのこだわりが銘品を生む

まき村(東京都/大森海岸駅)

大森海岸駅から歩いて約5分、閑静な住宅街の中に佇む「まき村」。古風な趣とモダンさが美しく調和する白漆喰の壁は、街角に静かな存在感を放ちます。店内は、カウンター6席と個室のテーブル席。木のぬくもりを感じる空間となっています。

腕を振るうのは店主の牧村彰夫氏。“お客様の笑顔の為に全てを尽くすこと”をモットーに料理はもちろん、きめ細やかな接客でもてなします。

いただけるのは、季節の彩と香りを最大限に引き出しつつ、奥行きのある味わいへと仕上げる銘品の数々。なかでも名物「鯛茶漬け」は、多くの人に愛される一杯です。魚沼産コシヒカリに新鮮な天然真鯛を胡麻だれと一緒に絡めたシンプルさ。その滋味深い味わいは喉が鳴る美味しさです。

日本料理

まき村

京浜急行電鉄本線 大森海岸駅 徒歩約5分

30,000円〜39,999円

4.天才肌の店主がまごころを込めて作る、心躍る割烹料理

くろぎ(東京都/大門駅)

大門駅から徒歩で約2分のところにある「くろぎ」。引き戸を開け、数寄屋造りの店内に入れば荘厳な和の空間が広がります。木目調を基調とした落ち着いた雰囲気のカウンターは、職人の技を目の前に感じることができる特等席。個室では、プライベートな時間をたっぷりと堪能できます。

店主の黒木純氏は、宮城県内で有数の割烹料理店を営む両親の下で育ち、自らもまた料理人として早くから才能を開花させた天才肌。“まごころ”を大切に作られた料理は、東京だからこそ手に入る全国の上質な素材を惜しげなく使ったものばかりです。

特に風味と旨味を閉じ込めた「煮物椀」や「ずいきの吉野煮」は、美食ながらほっこりと安心感のある味わい。割烹ならではの多岐にわたる色鮮やかな料理は、芸術品のようです。

懐石・会席料理

くろぎ

都営地下鉄浅草線・大江戸線 大門駅 A6出口より徒歩2分

5.目から鱗のアプローチで“東京和食”の味を確立

久丹(東京都/新富町駅)

新富町駅から徒歩で約1分、築地駅なら約5分のところに位置する「久丹」。赤褐色の扉を開けて中に入ると、清冽な空気が漂います。カウンターでは一枚ヒノキが存在感を醸し、これからどんな料理が出てくるのかと心の高鳴りを覚えます。

店主・中島功太郎氏は地元である福岡の日本料理店で修業。渡米した後、日本料理「かんだ」で研磨し、師である神田裕行氏と共に10年間「ミシュランガイド東京」において三つ星を守り続けてきた実力派です。そんな中島氏が同店で作るのは、驚きに満ちた“東京和食”。

センスと経験をフルに活用して、意表を突いた食材同士の組み合わせや、素材本来の色彩を引き出した料理を作ります。目から鱗の料理に首ったけになることでしょう。

懐石・会席料理

久丹

東京メトロ有楽町線 新富町駅 徒歩1分

30,000円〜39,999円

今回は東京にある、世界に誇る日本料理の名店を5軒紹介しました。こだわりの食材を使い季節の料理を堪能できるばかりでなく、空間やおもてなしまで細部までこだわりぬいた名店の数々。そこでの体験は必ず、素敵な思い出として心に刻まれるでしょう。

※こちらの記事は2024年04月16日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

Sonoka Watage

スイーツ専門メディアから「KIWAMINO」編集部へ。美味しいだけじゃない食文化の面白さや、作り手の思いを発信していきます。
好きなワインはピノノワール。お気に入りはカウンターで食べるデセールコース。
【MY CHOICE】
好きなお店:ADI /FARO
好きなジャンル:スイーツ/イタリアン

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