【名店グルメ】西麻布「リストランテ イル バンビナッチョ」素材の魅力をシンプルに活かした心に響く一皿

「リストランテ イル バンビナッチョ」は、東京・西麻布にある隠れ家風の創作イタリアンレストラン。シェフ・福田氏が手掛ける料理は、厳選された素材とシェフ自ら制作した器のハーモニーを楽しめると評判です。

グルメな大人が集う、西麻布の隠れ家風イタリアンレストラン

「リストランテ イル バンビナッチョ」が位置するのは、六本木通りから一本入った日赤通り沿い。実力派の店が立ち並ぶ、グルメな大人に人気のエリアです。たくさんのグリーンに囲まれた入口は、うっかりすると見落としてしまいそうな雰囲気。隠れ家感たっぷりの佇まいです。

店内に一歩足を踏み入れると、白を基調とした空間がお出迎え。ランチタイムは、緑が生い茂った窓越しに光が差し込み、柔らかな雰囲気に。ディナーの時間帯は、暖色のライトが昼とは異なるムードを演出します。

店を率いるのは、シェフ・福田憲一氏。23歳で本場イタリアの地へ渡り、様々な地域で研鑽を積んだのち、ヴェネツィアの「リストランテ・ダ・ルーカ」で料理長を経験。26歳で帰国し「リストランテ イル バンビナッチョ」をオープンしました。

イタリア修業時代、自らの愛称になっていた「バンビナッチョ」は「悪ガキ」という意味合いがあるのだそう。それをあえて店名にするところに、シェフの遊び心が感じられます。

料理の主役は上質な素材、仕入れとシンプルな調理法へのこだわり

素材の良さをシンプルに活かした料理に魅力を感じ、イタリアンの道を選んだという福田氏。食材そのものが料理の主役であると考えているからこそ、一つ一つの素材に対して深いこだわりを持っています。

自らマルシェに足を運んだり、インターネットで調べ尽くしてから食材を仕入れて実際に味わってみたりなど、自分のインスピレーションに合う生産者を見つけるためには、手間暇を惜しみません。

そんな上質な素材を至高の一皿に仕上げられるのも、シェフの腕前とセンスがあってこそ。「日本人にしかできないイタリア料理を作りたい」というシェフが、シンプルな調理法で素材それぞれの特徴や魅力を最大限に引き出します。

シェフ自ら手掛けた温かみのある器と料理の共演

料理人として器と料理の関係を見つめ、そこから生まれるインスピレーションを形にしている福田氏。料理のみならず、店で使われる器も手掛けています。器作りについては、完全に独学で知識や制作の技術を身に着けたというから驚きです。

これといった決まりはなく、その時によって「料理から器」「器から料理」というように、自由にイメージが広がっていくのだそう。シェフ独自のセンスを感じる器は、どこか温かみのあるものばかり。素材の魅力を最大限に活かした料理と、それを引き立てる器の共演は必見です。

制作した器は店に常設しているので、気になる方はスタッフにお声がけを。料理や器はもちろん、店内のインテリアにもこだわりを持つ福田氏。様々なジャンルの作家とも交流があり、定期的にワークショップや展示会などのイベントも行なっているとのこと。

2021年に20周年を迎えた「リストランテ イル バンビナッチョ」。福田氏が情熱を込めて作った料理と器のハーモニーを楽しみに、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

創作イタリア料理

リストランテ イル バンビナッチョ

東京メトロ銀座線 表参道駅 徒歩15分

12,000円〜14,999円

※こちらの記事は2022年12月02日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

Yuri

校正の仕事に興味を持ち、スクールを経て一休コンシェルジュ編集部へ。好き嫌いはほぼなし。食べることが大好きで、どんなものでも美味しく・楽しくいただきます。編集部メンバーとのお店巡りが最近のマイブーム。もう少しお酒が強くなりたいと思う今日この頃です。

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