フランス料理の技術をベースに、 日本料理や中国料理などの異分野のエッセンスも取り込んだ唯一無二の料理を提供する白金のフレンチ「Alternative」。2021年9月に六本木から白金台に移転、オーナーシェフ・斉藤貴之氏の型にはまらない自由な料理をスタイリッシュな空間で堪能できる大人のためのレストランです。
インダストリアルデザインが目を引く、遊び慣れた大人の隠れ家

白金高輪と白金台の中間にある路地の工場跡に移転したフレンチレストラン「Alternative」。重厚な扉を開けると、インダストリアルを基調とした内装に柔らかさを感じるテーブルや椅子、そしてオープンキッチンのカウンターには青々とした植物が生い茂り、独特な空間が広がります。
オーナーシェフの斉藤貴之氏は、神戸「御影ジュエンヌ」「ラ・ブランシュ」で腕を振るった後、渡仏。「ル ベナトン」「プティ サン ジャン」で修業を重ね、帰国後に「ラール・エ・ラ・マニエール」「プロヴィナージュ」でシェフを務めた経歴の持ち主。2016年に「プロヴィナージュ」の前経営者よりお店を引き継ぎ、六本木にて「Alternative」をオープンし、2021年9月に現在の地、白金台に移転しました。
テーブルとカウンター、それぞれの個性を楽しむ
新しいお店ではテーブル席とカウンターでコンセプトが分かれています。テーブル席のテーマは“大人のファミレス”。シェフが得意とする料理は、伝統的なフレンチの技術を礎に、和食や中華、各国郷土料理といった異分野を組み合わせ、独自の逸品に昇華したもの。
フランスでの修業中は、チーズやワインを勉強し、ヨーロッパの歴史や文化に関する書籍を500冊も読まれたそう。周囲の歴史や文化、発想の上に成り立つフランス料理の自由さを知った経験が、シェフの料理にも反映されています。
「理想とする店は色々なものが食べられる店。そこまで安くはないのですが、気楽にいただいてほしい、そんな気持ちが根底にあります」と語るシェフの言葉通り、上質な旬の素材を大事にし、細部にまで工夫を凝らした新しい食の世界が楽しめます。
カウンター席では、紹介制の「Saito」として、シェフ渾身のスペシャルコースをおまかせでいただけます。一口頬張ると口の中でシェフの技術と感性が光る料理は、オルタナティブな魅力が満載。
料理に合わせるワインのメニューも豊富。フランスだけでなくドイツ、オーストリア、ギリシャなど約500種類のワインを取り揃えています。グラスワインも数種類の用意があるので、お食事のペースに合わせていただきましょう。
移転してお店を設計し、ようやく自分のイメージの店になったと語る斉藤シェフ。リピーターのお客様から“斉藤料理”と呼ばれる、型にはまらない自由な料理とプレゼンテーションをぜひ体験してみては。
▼インタビュー記事はこちらhttps://www.kiwamino.com/articles/interviews/11998
※こちらの記事は2022年04月20日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。