コラム|

【速報】『ゴ・エ・ミヨ2020』発表!グランシェフが続々登場の授賞式をレポート

日本の豊かな食文化を国内のみならず海外へも発信していける新しいレストランガイドとして、毎年発刊されている『ゴ・エ・ミヨ』。日本での4刊目となる『ゴ・エ・ミヨ2020』が、2020年2月19日に発売されました! 日本版の歴代の受賞者には、「日本料理 龍吟」山本シェフ、「長谷川 稔」長谷川シェフなど、今の料理界で注目されるシェフが名を連ねています。2020年版で発表された、今年行くべきレストランとは? さっそくご紹介していきましょう。

『ゴ・エ・ミヨ』とは

グルメ大国フランス発、本格レストランガイドの2大勢力の一つ『ゴ・エ・ミヨ』。評価本という形をとりながらも、レストランに寄り添う姿勢を重んじ、シェフたちからの信頼は厚いといわれています。
『ゴ・エ・ミヨ2020』では、その精神ともいえる「新しい才能の発見」や「その土地ごとの食文化『テロワール』」に注目しながら、初掲載となる大阪や奈良、四国、そして2018年版ぶりに中国のレストランを加えた美食の名店のセレクションをお届けしています。
(『ゴ・エ・ミヨ』については、こちらの記事もご覧ください:【極みのコラム】世界的な美食ガイド『ゴ・エ・ミヨ』の秘密に迫る)

会場では歓声も!『ゴ・エ・ミヨ2020』受賞者の一部を紹介

2020年版の授賞式では、今年最も注目すべき「今年のシェフ賞」をはじめ、「明日のグランシェフ賞」、「期待の若手シェフ賞」、「トラディション賞」、「イノベーション賞」、といったそれぞれの料理人にフォーカスした賞、店そのものの魅力を讃える「ベストPOP賞」、「ベストソムリエ賞」、「テロワール賞」、「ベストパティシエ賞」といった『ゴ・エ・ミヨ』が重要と考えるレストラン空間すべてに関わる方々が、東京のみならず全国のレストランから表彰されました。
今回は、受賞者およびお店の一部を厳選してご紹介します!

「今年のシェフ賞」

★「カンテサンス」岸田周三(東京)

2006年5月、白金台に「カンテサンス」をオープン以来、常に日本のフランス料理界の中心にいる岸田周三氏。2020年版「今年のシェフ賞」受賞の名誉は、まさに「若きレジェンド」にふさわしい称号となりました。
料理人人生を「志摩観光ホテル」からスタートし、当時の高橋忠之総料理長に薫陶を受け、東京のレストランを経て渡仏。受賞者インタビューでは、パスカル・バルボ氏との「アストランス」時代のエピソードを語られました。

「今日この賞をいただけて、本当に嬉しく思っています。以前パリの『アストランス』でスーシェフをしていたときに、スタッフに対して『シェフに満点をプレゼントしよう』と声をかけ、1年みんなで頑張って、すべてのガイドブックでの評価を上げることができました。その中でも一番嬉しかったのが、『ゴ・エ・ミヨ』でその年の満点である19点をいただけたことです。同時に、今日僕がいただいた『Cuisinier de l’année』を受賞し、本当にスタッフ全員で大喜びしたということがあります。
大きな目標を立てて、結果を出す。そして評価していただくという成功体験をしたことで、努力に対して迷いがなくなり、仕事が楽しくて楽しくて仕方がなくなりました。この道が間違っていないと経験できたことで、自分が爆発的に成長しているという感覚を持ちました。
今日の賞は、一人ではなく、働いたスタッフみんなでいただいた賞だと思っています。自分がパスカルの下で感じたような気持ちを、共に思ってくれていたら本当に嬉しいです」

「明日のグランシェフ賞」

★「ル・ミュゼ」石井誠(北海道)

北海道・岩見沢市出身。1995年に渡欧、フランス、イタリア、スペインで研鑽ののち、2005年「ル・ミュゼ」をオープン。
すべての料理はアートそのもので、こだわりの地元食材を幻想的なパフォーマンスでいただけると話題。石井氏自らが土を練って焼いた器に盛りつけて登場させ、料理の新たな魅力を引き出しています。「食とアートの共存」を人生のテーマとする石井シェフらしい感性に、目も心も充実する美食体験が高く評価されました。

★「片折」片折卓矢(石川)

富山県・氷見市出身。「つる幸」「かなざわ玉泉邸」にて料理長を経て、2018年5月に金沢にて「片折」をオープン。
「北陸の最高の食材が集まる店」となるべく、毎朝、能登の漁港まで車を走らせ、ときには氷見の漁港に出向くこともあるそう。生産者や産地と深い信頼関係を築くことを目標としている、期待の注目店です。

★「オテル・ド・ヨシノ」手島純也(和歌山)

山梨県出身。地元レストランで修業ののち、26歳で渡仏し「ステラマリス」で𠮷野建シェフに師事。2007年2月、「芝パークホテル」の「タテルヨシノ」料理長に就任。同年9月、和歌山「オテル・ド・ヨシノ」の料理長に。
クラシカルな技術を継承しながら、時代の感覚を取り込むことが高く評価されている手島氏。「『味』だけではない、『美』がある、美味しい料理」を理想とし、師匠・吉野シェフや先人の技術・精神を若い世代へ受け継ぐ姿勢に料理人の信念を感じます。

「トラディション賞」

★「徳山鮓」徳山浩明(滋賀県)

滋賀県出身。高校卒業後、京都の老舗料亭「河しげ」で修業後、余呉湖畔の国民宿舎での料理長時代に「発酵」と出合い、独自の鮒鮓を完成。2004年、余呉湖畔に「徳山鮓」を開業。
食材のほとんどを自給自足とし、一つ一つの料理に土地の味と京都仕込みの洗練さが感じられる「里山ガストロノミー」という概念を生み出しました。現在は、国内外の美食家が足繁く通う憧れの和製オーベルジュです。徳山氏は、資源の枯渇に対して必要以上の漁獲をやめるよう漁協と申し合わせ、山野草も採取場所を年ごとに変え、耕作放棄地で野菜を栽培するなど、自給自足を自ら実践する行動も称賛を集めています。

2020年の最高評価19点は!? グルメなエグゼクティブなら必ずチェックを!

『ゴ・エ・ミヨ2020』で評価された店舗はPOPも含めて673店舗。その中でも今回の最高評価である19点を獲得したのは、6店舗でした。
(ちなみに、岸田シェフいわく、評点で「20点」がない理由は、満点は神様がとる点数であるからと言われているそうです!)

「KIWAMINO」がこれまでにご紹介したお店のうち、
日本料理 龍吟
ロオジエ
が2020年の最高点にランクインされていました! おめでとうございます!
(営業妨害になってしまうので)すべての情報はここで書けないのですが、気になる全情報は、2020年2月19日より発売される『ゴ・エ・ミヨ2020』でチェックしてみてくださいね。

公式情報:『ゴ・エ・ミヨ2020』の刊行について 

◆Amazon.co.jpはこちら

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Airi Ishikawa

一休コンシェルジュ メディア事業部長。若手の焼き物作家さんの作品を見に旅するのが最近のマイブーム。インタビューを中心に、地産地消や、生産者に近い距離で食材と向き合う極みのシェフがいる店をご紹介します。
【MY CHOICE】
・最近行ったお店:La Barrique Tokyo / 実伶 / レストラン・モリエール
・好きなお店:ベージュ・アラン・デュカス / 福しま / エクアトゥール
・自分の会食で使うなら:六雁 / 中国飯店 富麗華 / ル スプートニク
・得意ジャンル:フレンチ / バー
・好きな食材: 鯖寿司にはまり中

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