今年で18回目の発表となる『ミシュランガイド東京』。2024年10月17日(木)、ミシュランガイドセレモニーにて『ミシュランガイド東京2025』のセレクションが発表されました。掲載店舖数は、新規掲載店64軒を含む過去最多の507軒となり、バラエティーに富んだレストランが顔を並べました。今旬のレストランはいかに。早速見ていきましょう。
目 次
『ミシュランガイド東京2025』のセレモニーに特別ゲストが登場!

今回のセレモニーには、日本ミシュランタイヤが全面協力したスペシャルドラマ『グランメゾン東京』、映画『グランメゾン・パリ』から、木村拓哉氏、玉森裕太氏がスペシャルゲストとして登場し、三つ星レストランの発表を行いました。
『ミシュランガイド』とは
1900年8月に、フランスにて発行が開始された『ミシュランガイド』。2007年には、アジアで初となる『ミシュランガイド東京2008』が発表され、世界はもちろん東京のダイニングシーンのトレンドを発信する美食ガイドの代表格になりました。『ミシュランガイド東京』は今年で18回目の発表を迎え、掲載店舗数が507軒と過去最高に。東京は、今年も世界で最も多くの星が輝く都市となりました。
【ミシュランガイド東京2025 セレクションと受賞概要】
掲載数合計 507軒
三つ星 12軒 ※評価を上げた店舗1軒
二つ星 26軒 ※評価を上げた店舗1軒
一つ星 132軒 ※評価を上げた店舗3軒 ※新規掲載店舗10軒
ビブグルマン110軒 ※新規掲載店舗13軒
セレクテッドレストラン 227軒 ※新規掲載店舗41軒
ミシュラングリーンスター 12軒 ※新規掲載店舗1軒
メンターシェフアワード:「鮨 かねさか」金坂真次氏
サービスアワード:「CYCLE by Mauro Colagreco」安井理恵氏
ソムリエアワード:「エスキス」若林英司氏
『ミシュランガイド東京2025』受賞のハイライトをご紹介!
新規三つ星掲載店:「SEZANNE」(フランス料理)
新たに三つ星に輝いたのは「フォーシーズンズホテル丸の内 東京」にあるフレンチレストラン「SEZANNE」。シェフのダニエル・カルバート氏はフランス料理のクラシックな技法をベースに、ロンドン・ニューヨーク・パリ・香港での経験と、日本の食材と融合させ、唯一無二の料理を提供しています。
新規二つ星掲載店:「天ぷら 元吉」(天ぷら)
前回の一つ星から評価を上げ「天ぷら 元吉」が二つ星を獲得しました。元吉和仁氏が提供する天ぷらの一番の特徴は衣。科学的に分析して軽さを出し、食材の美味しさを最大限引き出すため、食材に合わせて衣を着せるように調理します。天ぷらの定説を覆し、素材に合わせた温度での提供を心がけるなど、時代の進化をゲストに感じさせます。
新規グリーンスター掲載店:「精進料理 醍醐」(精進料理)
新たにミシュラングリーンスターに輝いた「精進料理 醍醐」は、親しみやすい懐石形式の精進料理を楽しめるお店です。精進料理とは、仏教の戒律を守る修行僧の食事として生まれた和食のこと。食材を無駄にせず、野菜や穀物などの菜食は心と身体・環境にも優しい料理であることを伝える姿勢が評価されました。
スペシャルアワード受賞者紹介
メンターシェフアワード:「鮨 かねさか」 金坂真次氏
メンターシェフアワードとは、自身の仕事やキャリアが手本となるような料理人に授与される賞です。今回は「鮨 かねさか」の金坂真次氏が受賞しました。金坂氏は、指導者として後進の育成に尽力し、多くの教え子を世に送り出しています。日本をはじめ、シンガポール・香港など国内外で10店舗以上を展開。握りと共に和の内装や器使いなどで日本文化を世界に発信。寿司業界の発展に尽力してきた実績や、チームを率いてゲストをもてなす姿が評価されました。
サービスアワード:「CYCLE by Mauro Colagreco」安井理恵氏
『ミシュランガイド東京2025』のサービスアワードに「CYCLE by Mauro Colagreco」の安井理恵氏が選ばれました。サービスアワードは、訪れるゲストを心地よくすることができる、おもてなしに優れたスタッフに授与される賞。「CYCLE by Mauro Colagreco」のエグゼクティブ・ディレクターを務める安井氏は、厨房を指揮するシェフと連携し、支配人兼ソムリエとしてチームを束ねています。訪れるゲストを笑顔で迎え、自然体の接客で魅了します。数か国語を操り、長く海外で活躍してきた実績、世界中のゲストを安心させるスキルはサービスアワードにふさわしく、今回の受賞となりました。
ソムリエアワード:「エスキス」若林英司氏
今回新設されたソムリエアワードは、ミシュランガイドに掲載されるレストランにおいて、ワインの専門知識やサービス技術に優れたソムリエに授与される賞。日本初のミシュランガイドのソムリエアワードは「エスキス」の総支配人兼シェフソムリエである若林英司氏が受賞しました。若林氏は日本やフランスでレストラン経験を積み、若手のソムリエを育成。雑誌や料理番組では料理と美酒の楽しみ方を提案するなど、日本におけるワイン文化の発展に尽力してきました。知識や技能のみならず、巧みな話術と鋭い洞察力でゲストの嗜好を察知し、豊かな時間を演出しています。
新規の一つ星は5つの料理カテゴリーから10軒、新規のビブグルマンは6つの料理カテゴリーから13軒が掲載となりました。
新規の一つ星掲載店舗:
「Yama」「佐野鮨」「割烹 室井」「四ツ谷 みね村」「東山無垢」「白寧」「CYCLE by Mauro Colagreco」「apothéose」「オルタンシア」「Saucer」
新規のビブグルマン掲載店舗:
「ブラッスリー ポワンソンルージュ」「立食い鮨 鮨川」「ル ビストロ デ ブル」「Fry家」「ラーメン マツイ」「塩そば 時空」「函館塩ラーメン 五稜郭」「ヌガ」「マ プール」「をことて」「鮨 三か田」「レ シス」「アウダチェ」
2025年に行くべきお店とは?グルメを愛する「KIWAMINO」読者なら必ずチェックを!
『ミシュランガイド東京2025』のセレモニーは『グランメゾン東京』・映画『グランメゾン・パリ』から、木村拓哉氏・玉森裕太氏がスペシャルゲストとして登場するなど、大いに盛り上がりを見せました。今回は、34種類の料理カテゴリーから507軒のレストランが掲載され、東京は18年連続、世界で最も星付掲載店が多い都市に。さらにデザートを中心とするコース料理の店が選出され、ソムリエアワードが新設されるなど、ジャンルの幅も広がり更なる進化を感じさせる内容となりました。2025年のグルメシーンも見逃せません!
『ミシュランガイド東京2025』は、2024年10月22日(木)より全国の書店またはAmazonなどにて販売を開始します。どのお店も1度は行ってみたい、今旬のレストランばかり。早速最新のグルメ情報をチェックしてみてくださいね。
『ミシュランガイド東京2025』
3,498円(税込)
2024年10月22日(木)より、全国の書店またはAmazonなどにて販売
※先行予約受付中
Amazonはこちら
https://amzn.asia/d/gKOw0gA
全セレクションの詳細はこちらより『ミシュランガイド東京2025』公式
https://guide.michelin.com/jp/ja/tokyo-region/restaurants
※こちらの記事は2024年10月18日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。