夫婦旅で行きたい、福井にあるお洒落なフレンチレストラン5選

山と海に囲まれ、さまざま食材に恵まれている福井県。シェフのこだわりがつまった評判のレストランが多数存在し、その新鮮な味わいを求めて遠方からやってくる美食家もいます。今回はその中でも、夫婦で足を伸ばすのにぴったりなお洒落なフレンチレストランをピックアップ。わざわざ旅してでも行きたい、とっておきの名店をKIWAMINOが厳選します。

1.国際料理コンクールで初優勝、敏腕シェフが届ける渾身の一皿

Le Jardin(福井県/日華化学前駅)

日華化学前駅から徒歩1分ほど、閑静な住宅街に佇む一軒家レストランが「Le Jardin」です。前身は地元で長年親しまれてきた老舗「ジャルダン」で、2022年にリニューアルオープンを果たしました。特別な日にぴったりの高級感あふれる店内には個室も完備され、記念日ディナーにも適しています。

料理長を務めるのは、堀内亮シェフ。2022年5月パリで開かれた「第54回ル・テタンジェ賞国際料理コンクール」に日本代表として出場し、初優勝した経歴の持ち主です。コンセプトは“フランス料理の真髄を守りながら革新し続ける”。福井でとれた旬の食材などを豊富に使用し、独自のひらめきと感性で至高の一皿を組み立てます。冬には、福井を代表する味覚・越前ガニをふんだんに使用したスペシャルコースも。新鮮な海の幸を使ったフレンチとともに、夫婦で優美なひとときを。

フランス料理

Le Jardin

鉄道三国芦原線 日華化学前駅 161m

20,000円〜29,999円

2.約80種のフランスワインとともに、新しい福井を感じられる食体験を

Fukui French Aujus/ホテルリバージュアケボノ(福井県/福井駅)

福井駅西口から徒歩約12分。「ホテルリバージュアケボノ」内にあるレストラン「Fukui French Aujus」では、福井の魅力を美味しく華やかに取り入れた料理を堪能できます。越前和紙をあしらった店内には、地元・足羽川に浮かぶ桜の花びらの重なりをイメージした装飾スクリーンや、店名でもある桜樹を思わせるダイニングチェアなどがあり、雰囲気抜群。周りを気にせずに楽しみたい場合は個室がおすすめです。

シェフは、フランスのミシュラン店で研鑽を積み、県外のホテルで料理長を歴任した福井出身の松塚高澄氏。「美味しいのはもちろん、美しく、楽しい料理づくり」を信条に、山海の幸の魅力を引き出したメニューを作り上げています。フランスワインを中心に約80種ものワインを取り揃えてあり、お料理に合わせたペアリングコースも人気。お酒好きの夫婦にもたまらないお店です。

フランス料理/かに料理

Fukui French Aujus/ホテルリバージュアケボノ

JR線 福井駅 西口から徒歩12分、タクシー5分

12,000円〜14,999円

3.日本海に面した絶景レストランで、海の幸と山の幸を堪能

LULL(福井県/芦原温泉駅)

芦原温泉駅より車で20分ほど。「LULL」では、日本海をすぐ近くに望みながら食事を楽しめます。店名は英語で「凪」を意味し「北陸の海がどんなに荒れても、そこにはいつも凪がある」という思いが込められているそう。世界的オーケストラの指揮者・小松長生氏の生家をリノベーションした歴史ある建物が、非日常感を演出してくれます。

料理を“指揮する”のは東京・麻布十番でも数店舗を経営する小川智寛氏。海の幸と山(大地)の幸を一皿に表現する“Surf & Turf”をコンセプトに、福井の恵みを詰め込んだ料理を考案しています。ランチやディナーのほか、フランス直輸入の紅茶を楽しめるフレンチスタイルのアフタヌーンティーも人気。濡れると深い青色に変化する「ふくいブルー」と呼ばれる笏谷石を使った器など、料理以外でも地元の魅力を表現しています。暗闇に浮かび上がるデザイン照明のもと、夫婦でムードあふれる思い出を作れそう。

フランス料理

LULL

JR線 芦原温泉駅 JR芦原温泉駅より車で20分

4.店内の石窯で仕上げた、薪火調理の若狭牛が味わえるフレンチ

L’aisance(福井県/京福バス「藤島園」バス停)

京福バス「藤島園」バス停から歩いて8分ほど、人が集まる高柳エリアでも、喧騒から離れた場所に店を構えているのが「L’aisance」です。店名はフランス語で「ゆとり」という意味。「肩の力を抜いて、ゆっくりと時間をかけて食事を味わっていただきたい」という思いが込められています。石窯を構えた店内には、開放的なオープンキッチンがあり、友人の家を訪れたようなくつろげる雰囲気です。

腕を振るうのは「帝国ホテル大阪」で洋食やフレンチの基礎を学んだ吉川正裕氏。多国籍料理店の経験もあり、フレンチを軸にさまざまな国のニュアンスを取り入れた一皿を提供しています。人気メニューは、薪火調理で仕上げた若狭牛。高温で内部まで素早く火を通すことで、素材の旨味を損なわずに閉じ込めます。福井ならではの多彩な食材はもちろん、ナプキンホルダー、器、カトラリーなども“Made in 福井”のものが多数。地元の魅力をふんだんに感じながら、夫婦水入らずの時間を過ごしてみては。

イノベーティブフュージョン

L’aisance

京福バス:「藤島園」バス停から徒歩8分

12,000円〜14,999円

5.落ち着いた和の空間で、福井ならではの旬の味覚に舌鼓

タテルヨシノ 三國湊/オーベルジュほまち 三國湊(福井県/三国駅)

三国駅から徒歩約8分、九頭竜川の河口に位置する「オーベルジュほまち 三國湊」内にあるフレンチレストランが「タテルヨシノ 三國湊」です。古民家をリノベーションした店内には、テーブル席のほかカウンター席や10名まで利用可能な半個室も完備。店内奥には、席から眺められる中庭があり、開放感を感じられます。どこか懐かしさを感じる温かみある空間で、ゆったりとくつろげそう。

店をプロデュースしたのは、多くのワールドクラスのレストランを成功させた吉野建氏。季節の旬に合わせて福井の味覚を厳選し、越前ガニ、甘エビ、若狭ふぐなどの海鮮や、希少価値の高い若狭牛、福井ポーク、河内赤かぶら、勝山水菜など、様々なブランド食材を採用しています。特別な日のために、デザートにメッセージを入れるサービスがあるほか、有料でアニバーサリーケーキも注文可能。。福井のお酒とともに、夫婦で上質な気分に浸れます。

フレンチ

タテルヨシノ 三國湊/オーベルジュほまち 三國湊

えちぜん鉄道三国芦原線 三国駅 徒歩8分

15,000円〜19,999円

福井の魅力を満喫できるお洒落なフレンチレストランを5軒紹介しました。普段日常を共有している夫婦だからこそ、非日常感あふれる空間で食事を楽しめば、きっと忘れられない思い出になるはず。地元食材が奏でる美食を求めて、福井を旅してみては?

※こちらの記事は2025年03月12日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

安岡晴香

広告代理店、出版社の営業職を経て、WEB・雑誌のライターに。グルメ、旅、美容、カルチャー、ビジネスなど、幅広いジャンルの記事を発信している。幼少期から食べるのが生きがいだが、営業時代に会食でさまざまな名店を訪れ感動したことで、食への愛がさらに増大。お酒の愉しさもおぼえ、日本各地でレストラン巡りを続けている。

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