一度は行きたい、しっぽり楽しめる大阪の割烹料理の名店5選

カウンター越しの店主との会話を楽しみながら、美食とお酒を味わう。そんなしっぽりとしたひとときを過ごせるのは、大人の特権ですよね。今回KIWAMINOでは、天下の台所とも謳われる食の都・大阪で、しっぽりと食事を満喫できる割烹料理店を5店舗紹介します。落ち着いた雰囲気の中で、季節を感じるような食事やドリンクを味わってみてはいかがでしょうか。

1.季節を感じる料理と酒を、肩肘張らずにいただく

老松 ひさ乃(大阪府/淀屋橋駅)

淀屋橋駅から徒歩約10分、西天満のメインストリートである「老松通り」に店を構える「老松 ひさ乃」。店内は白を基調としたシンプルな設えで、やわらかな間接照明の灯りが温かみを感じる癒しの空間を演出します。食材は、その日の鮮度や状態をチェックし、新鮮なものを使用。和食の基本には忠実にありながらも、店主の創作性を表現した品々をいただくことができます。

〆の土鍋ご飯で使われるのは兵庫県産「蛇紋岩米」。炊き上げる時の水も同じ土地のものを使うこだわりようで、一口いただけば、うまみや甘みが口いっぱいに広がります。こだわりの詰まった料理をより楽しむために欠かせない酒は、店主が厳選する全国各地の銘酒や旬の日本酒などをラインナップ。ウイスキーや焼酎・ワインもあるので、心ゆくまで酒と料理を味わいましょう。

割烹・小料理

老松 ひさ乃

地下鉄御堂筋線 淀屋橋駅 徒歩約10分

20,000円〜29,999円

2.口いっぱいに旬が広がる、名物・季節の天ぷらに舌鼓

このは(大阪府/堺筋本町駅)

堺筋本町駅から徒歩約2分、「このは」。京野菜をはじめ、海や山の旬食材を使った割烹料理をいただくことができます。なかでも人気なのが季節ごとに食材が替わる名物の天ぷら。サクッとした食感の後にふんわりと素材の香りを感じ、噛む度に季節の味が口いっぱいに広がります。カウンター席に座れば、目の前で揚がる様子も楽しむことができるでしょう。

店内は、木のぬくもりを感じるような温かみのある空間で、半個室も用意。ソムリエ資格を持つ女将が仕入れる、料理に合ったワインや日本酒などのドリンクはこの店の魅力。落ち着いた空間の店内で、料理とドリンクを存分に堪能できます。料理の最後には、毎月替わる手作りの和菓子をいただきましょう。

割烹・小料理

このは

地下鉄各線 堺筋本町駅 徒歩2分

15,000円〜19,999円

3.ミシュラン三つ星の名店で、おまかせ料理と豊富な酒を堪能

太庵(大阪府/長堀橋駅)

ミシュラン三つ星に輝く大阪の名店「太庵」。店内には、ほど良く間隔を取ったカウンター席のほかにテーブル席が1つ。居心地の良い上質な和空間が広がっています。大阪の料亭「味吉兆」で約15年修業を積んだ店主・高畑均氏が厳選した食材を、おまかせでいただきましょう。料理の内容は月替わりで、店に行く度に新たな感動に出会えるかもしれません。

料理に合わせて楽しむお酒は種類豊富なラインナップ。日本酒や焼酎はもちろん、料理との相性を計算したワインは、フランス産のものを中心に常時200種類以上が揃います。器にもこだわっていて、おちょこは備前焼や信楽焼、切子のグラスなど店主が全国で買い集めたものが100種類以上あると言います。店主のこだわりが随所に散りばめられた、一度は訪れたい一軒です。

割烹・小料理

太庵

地下鉄長堀鶴見緑地線 長堀橋駅 徒歩5分

20,000円〜29,999円

4.ソムリエの女将がワインをセレクト、こだわりの器にも注目

楽心(大阪府/新福島駅)

新福島駅から徒歩約1分、大阪の中心地・梅田駅の隣にある福島駅からも近い「楽心」。「ミシュランガイド京都・大阪2024」で一つ星を獲得している日本料理店です。店内はシンプルながらもこだわりが詰まった粋な和空間で、白木のカウンター席のほか、テーブル・掘りごたつの席も備えています。

いただけるのは、伝統を重んじながらも、日本料理の枠にとらわれることのない記憶に残るような品々。「オールドバカラ」を手に入れるためにフランスまで足を運ぶほど、器にもこだわりを持つ店主が集めたモダンな作品や骨董品が、こうした料理に彩りを添えます。店にはワインセラーがあり、ソムリエの資格を持つ女将が料理や好みに合わせたおすすめの一杯をセレクト。贅沢な美食時間を堪能しましょう。

割烹・小料理

楽心

JR東西線 新福島駅 徒歩1分

5.「大阪もん」をはじめとした厳選素材が魅力の、割烹料理店

割烹いわき(大阪府/北新地駅)

北新地駅から徒歩2分ほどの場所にある「割烹いわき」。2013年からミシュラン一つ星に輝き続ける実力店です。店内は黒を基調としたシックでモダンな雰囲気。カウンター席に座れば、料理の香りや焼き物・揚げ物を仕上げる音、大将の洗練された技を目の前で感じることができます。

食材は“旬で鮮度のあるもの”にこだわっていて、魚介類は全て天然のものを使用。肉や野菜などは地元産のいわゆる「大阪もん」を中心に厳選して仕入れています。“酒造りの神様”と呼ばれる農口尚彦氏が手がけた日本酒のほか、生酒や冷やおろしをはじめとした限定酒など貴重な酒を用意していることも魅力です。店に並ぶドリンクは全て店主が試飲をしたもので、和食に合う銘柄が揃っているそう。ここでしか味わえない料理とドリンクのマリアージュを楽しみたいですね。

日本料理

割烹いわき

JR東西線 北新地駅 徒歩2分

20,000円〜29,999円

今回は、大阪でしっぽりと食事やドリンクを満喫できる割烹料理の名店を5軒紹介しました。どの店舗もカウンター越しに店主との会話もはずむ、美味しい和食とドリンクを堪能できる店ばかり。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

※こちらの記事は2025年02月16日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

nemuri

元地方テレビ局記者。あらゆる現場を踏み、知られざる情報や事実を掘り出してきた取材力が持ち味。これまでに制作した原稿は2000本を超える。KIWAMINOでも記者の嗅覚を発揮し「ここでしか読めないお店の魅力」をお届けします。
西洋料理教室に通い、テーブルに届くまでの舞台裏や歴史に思いを馳せながら味わう食の楽しみ方を知りました。クラシカルなお店・お料理が好み。
【好きなお店】北島亭/キッチンリボン(愛知)/ソルビエ(新潟)

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