日本でも人気が高い料理ジャンルのイタリアン。国内にあるイタリア料理店の数はなんと、1万軒を超えているのだとか!今回は、多くの飲食店が集まる東京より一度は行きたい、イタリアンの名店を5軒ご紹介します。
目 次
1.自家製にこだわる唯一無二の逸品で美食の時間を堪能
PRISMA(東京都/表参道駅)
表参道駅A5出口より徒歩約6分。「岡本太郎記念館」や「根津美術館」にも近い閑静なエリアひっそりと佇む「PRISMA」。『ミシュランガイド東京 2024』の二つ星に掲載されたイタリア料理の名店です。
店名が刻印された取っ手に手をかけ扉を開けると、シンプルで洗練された空間が広がります。約140平米の広々とした店内に設えられた客席はわずか8席。オープンキッチンから、オーナーシェフ・斎藤智史氏がその日の料理に向き合う姿を見ることができ、これから始まる美食の時間への期待が高まります。
メニューは、月替わりのおまかせコース1本のみ。斉藤氏が一人で手掛けるコースは、11~12品とボリュームのある構成。アミューズ、前菜、パスタと続きメインとドルチェまで楽しめます。料理はもちろん、デザートやパンまで自家製にこだわった、唯一無二の逸品がいただけます。
2.銀座から世界へ、日本の文化と生産者の想いを発信
ファロ(東京都/銀座駅)
「東京銀座資生堂ビル」10階に店を構える「ファロ」はイノベーティブイタリアンをいただけるレストラン。『ミシュランガイド東京 2024』において、4年連続で一つ星に掲載。“サステナビリティを積極的に推進しているレストラン”として「ミシュラングリーンスター」にも3年連続で掲載されています。
“銀座から世界に光を放つレストラン”を目指す同店では、日本各地の旬食材と文化をイタリアンの技術に重ね合わせ、新しい食体験を発信。スタッフ全員が「フードキュリエーター」となり、全国の生産者とつながりを深めています。
ガストロノミーコースに加えて、力を入れているのはヴィーガンコース。その完成度は、通常の料理と見紛うほどで、食通も魅了します。シェフパティシエ・加藤峰子氏のスペシャリテ「奈良県山口農園の恵」は、生産者の想いを表現したタルトです。目にも美しい逸品をぜひ五感で体感してみては。
3.香りにこだわる、大人が楽しむイタリア料理の名店
アロマフレスカ (Aroma Fresca)(東京都/銀座一丁目駅)
銀座一丁目駅から歩いてすぐの場所にある「銀座トレシャス」の最上階に店を構える「アロマフレスカ (Aroma Fresca)」。10年以上連続してミシュランに掲載されているイタリアンの名店です。中学生未満は入店不可の“大人のためのリストランテ”で、アイボリーを基調としたエレガントな店内は、特別なひとときを演出。
シェフ・原田慎次氏が自ら産地へ足を運んで厳選した食材は、五感を刺激する逸品へと昇華されます。ハーブと穴子を蒸しあげ、フレッシュトマトと花山椒で風味をつけた「穴子の香草蒸しフレッシュトマトの香り」は、香り・盛り付け・味付けの三位一体で仕上げたスペシャリテ。
店名は“爽やかで涼しさのある香り”をいう意味。ゲストに香りを楽しんでほしいと、厨房の位置、テーブルや椅子、お皿の高にさまでの原田氏のこだわりが光ります。香りを感じながら至福の時間を満喫しましょう。
4. “工房”のようなレストランで一期一会のパスタに舌鼓
BOTTEGA(東京都/広尾駅)
広尾駅から300メートルほど、飲食店が多く店を構える一角にある「BOTTEGA」は、オープンしてから10か月ほどでミシュランに掲載されたイタリアンの名店。地下へ向かう階段を降りると、こぢんまりとした大人の隠れ家のような雰囲気がゲストを迎えます。
料理の基礎と郷土料理をイタリアで学んできたシェフ・笹川尚平氏は、帰国後「アロマフレスカ」で研鑽を積み、系列店のシェフを長年務めた実力の持ち主。郷土料理の要素と少しの驚きが加味されたおまかせコースは、食通達を魅了します。
毎日ゲストが来るタイミングで手打ちするパスタは、決まったレシピがなく、その日の天気に合わせて作るため“一期一会”の味わい。イタリア語で「工房」という店名の由来を思わせる、ライブ感あふれる店内で美食のひとときを過ごしたいですね。
5.トリュフ香るスペシャリテで叶う“口福”時間
La Brianza(東京都/六本木駅)
「六本木ヒルズレジデンス」C棟の3階広場に店を構える「La Brianza」。白とブルーを基調とした洗練された雰囲気が印象的な店内には、テーブル席のほかにも個室やカウンター席もあり、デートや会食など様々なシーンで利用できます。
オーナーシェフ・奥野義幸氏は、会社員を経てイタリア料理の世界へ。イタリア全州で各地の料理を学び、イタリアの星付きレストランで経験を積みました。同氏が提供するのは、地産地消を大切にし、産直の魚介や契約農家から仕入れた野菜を活かしたシンプルで深い味わいのイタリアン。
スペシャリテの「トリュフのグラタンピエモンテ風」はぜひ味わいたい一皿。濃厚な半熟卵とチーズのグラタンに、削りたてのトリュフの芳醇さが絡み合います。イタリア産をはじめとするワインと一緒に味わえば“口福”な時間が叶うでしょう。
今回は、東京にあるイタリアンの名店をご紹介いたしました。イタリアの郷土料理からイノベーティブまで、食通を唸らせるレストランばかり。ぜひ一度、イタリアンの魅力を堪能しに足を運んでみては。
※こちらの記事は2024年11月08日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。