フレンチのコースの中で欠かせないメニューのひとつ、魚料理。白身魚を中心としたメイン料理はもちろん、前菜やスープなど、こだわりの魚を使用したメニューはお店によって様々です。
今回は、魚を中心としたコース料理が食べられる東京のフレンチレストランを2軒、ご紹介いたします。
1.日本が誇る魚介類の奥深さを引き出したオリジナリティ溢れるフレンチ
アビス(東京都/代官山駅)

代官山に佇む「アビス」は、魚介類を主役にオリジナリティ溢れる料理を提供するフレンチレストラン。店内は「奥深きもの」という意味を持つ店名の通り、深海や深い森をイメージした空間となっており、ここでしか味わえない食体験が叶います。
オーナーシェフ・目黒浩太郎氏は、フランス・マルセイユの「ル・プティ・ニース」、日本の「カンテサンス」といった2つの三つ星レストランで研鑽を積んだ実力者。日本が世界に誇る魚介類の魅力や奥深さを最大限に引き出した料理に仕立てます。
コースはアミューズをはじめ、料理全て魚介中心で構成されており、テーマ性や独創性に富んだ品々がテーブルに並びます。蒼然たる雰囲気の中で登場する、彩り鮮やかな一皿は見た目に美しく、香りや味わい、食感も華やか。魚介に特化した魅力的な料理を堪能する、素敵な時間を過ごしてみては。
2.魚介の持つ“命の力”とシェフの技が光るフレンチの滋味深い味わい
ヌキテパ(東京都/五反田駅)
五反田駅から徒歩数分の場所にある「ヌキテパ」は、南仏の避暑リゾートをイメージした空間で、魚介や野菜が本来持つ“命の力”を楽しむことができる一軒家のレストラン。
自然に囲まれた南仏のオーベルジュで過ごすようなリラックスした雰囲気が漂います。
オーナーシェフ・田辺年男氏がこだわり続けるのは、素材の持つ“味のピュアさ”。料理に使う魚介や有機野菜などの食材は、シェフと長年信頼関係が築かれた熱海の網元や所沢の農家から直送で仕入れています。内容も、その日に最も旬なものをおまかせで。
お店の人気メニューである、魚の旨みが迫り来る「磯魚のスープ ニース風」はぜひ味わいたい一品。5~6種類の魚を丸ごと使い、丹念に裏ごしした絶品のスープは、凝縮された魚の滋味深さが際立ちます。魚を知り尽くした田辺シェフの確かな技術と豊富な経験が織りなす「ヌキテパ」流フレンチの真髄を楽しみましょう。
今回は、魚を中心としたコース料理がいただける東京のフレンチレストランをご紹介しました。シェフのこだわりの詰まった料理の魅力は、お店によって様々。それぞれの個性が光るフレンチを味わいに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
※こちらの記事は2024年07月10日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。