異国情緒溢れる港町・神戸にはいくつもの観光名所がありますが、注目を浴びている名店も数多く存在しています。「KIWAMINO」では、これまでに神戸で注目を集める名店シェフへのインタビューを連載中。一流店には確固たる思想あり!食に対しての想いを皆様に伺ってきました。
目 次
神戸ならではの味を大胆な調理で魅了する「玄斎」上野直哉氏にインタビュー
日本料理店「玄斎」は、和やかな空気の中で和食の真髄を感じられる料理を、美味しいお酒と共に提供する評判の名店。大阪に店を構える「浪速割烹 㐂川」上野修三氏の次男であり、京都の老舗料亭「菊乃井」にて修業した経歴を持つ店主の上野直哉氏に、神戸ならではの魅力や料理に対する想いを伺いました。
人の輪を大事にされ良い空気を作られる、和やかなお人柄が魅力的な上野氏。「愛されるお店」づくりを心掛けており、料理はもちろん、話を聞くことが得意な上野氏との会話も楽しみたいですね。「玄斎」のインスタグラムは投稿だけでなくストーリーも魅力的なので、ぜひご覧いただきたいです。
玄斎:https://www.instagram.com/gensaikobe/
本格鉄板焼を堪能できる隠れ家的名店「鉄板焼 十河」十河展史氏にインタビュー
神戸・三宮から徒歩5分の場所に位置する「鉄板焼 十河」。大人の隠れ家的雰囲気で鉄板焼きが味わえ、神戸の食通から愛される名店です。十河展史氏は、30年のキャリアを持つオーナーシェフ。これまでのご経歴と、料理で人をもてなすことの魅力について伺いました。
洗練された店内に掲げられる「心」「蓮」「楽」「輝」の文字は、「鉄板焼 十河」が大事にされているコンセプト。「心を通わせ、清らかに、楽しく、とっておきの輝く時間を提供したい」というシェフのお考えが伝わってくるようです。物腰柔らかな十河氏の中に見え隠れする、料理への情熱とおもてなしの心を強く感じました。
鉄板焼 十河 : https://www.instagram.com/t.sogou/
季節の彩りを感じる日本料理店「和食や芦田」芦田武氏にインタビュー
神戸・元町のにぎやかな街並みに2020年5月にオープンした「和食や芦田」は、季節を感じる日本料理を落ち着いた空間でいただけると注目を集めています。主人の芦田武氏は「懐石料理 三木」で研鑽を積まれた人物。芦田氏に、日本料理の魅力から神戸で取り組んでみたいことまで、お話を伺いました。
16歳から料理の道に入り、35歳で独立された芦田氏。印象的だったのは会話の端々に「勉強させていただいて」という言葉を使われていたこと。季節を表現した料理を盛り付ける器をはじめ、空間演出に至るまで細部にわたってこだわる姿に、料理に対する純粋な姿勢を感じました。
和食や芦田:https://www.instagram.com/____ashida/
こだわりを持ち続けて進化する「料理屋植むら」植村良輔氏にインタビュー
港町・神戸の山手、情緒溢れる北野坂に面した場所に店を構える「料理屋植むら」。2011年から「ミシュランガイド京都・大阪・神戸」にて星を獲得し続けている名店です。東京、大阪、神戸の名店で研鑽を積んだ店主の植村良輔氏は、30歳の時にカウンター席のみの「料理屋植むら」をオープン。開業15年目を目前にした今、植村氏の料理への想いやこだわりについて伺いました。
飾ることなく自然体な植村氏は、3年後、5年後は当然ながら、1年後の自分の姿も想像できないと仰っていました。料理はもちろん、浜坂港や生産者の方へのサポートなど、常に考えながら新たなアクションを起こす植村氏にとって、数年後の未来を変えてしまうことは往々にしてあり得ること。「料理屋植むら」の日々止まらない、進化の過程が見逃せません。
料理屋植むら:https://www.instagram.com/sanukinokokoro/
ぜひ訪れてみたい神戸にある名店の数々。変わらぬおもてなしの心でお客様をお迎えする方々のお話から「美味しいお店で料理を食べる」ことの素晴らしさを改めて感じました。
「KIWAMINO」ではこれからも、記憶に残る料理がいただけるお店を探索し続けたいと思います。
※こちらの記事は2022年07月06日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。