名店出身シェフの話題の店舗も!2024年東京に新規開業した注目の日本料理店5選

数々の素晴らしい飲食店がしのぎを削り合うグルメ都市、東京。今回は、2024年に東京にオープンし早くも話題を集めている日本料理店を、厳選して5店舗ご紹介します。食通が今注目する評判のレストランを、いち早くチェックしてみては。

1.名店「銀座 しのはら」初代料理長が手掛ける、四季折々の味わい

赤坂 島袋(東京都/赤坂見附駅)

赤坂見附駅から徒歩約3分のところに店舗を構える「赤坂 島袋」。季節の移ろいを映す美しい料理を、洗練された雰囲気の店内で味わえる日本料理店です。開業は、2024年9月。席はカウンター8席のみで、料理人の手さばきを眺めながら五感で料理を堪能できます。

店主の島袋洋平氏は、和食の名店「銀座 しのはら」で初代料理長を務めた経歴の持ち主。修業時代に培った技法に独自の感性を織り交ぜ、クラシックながらも遊び心を感じさせる料理を提供しています。食材は、その日仕入れた新鮮な魚介や、旬の野菜を厳選。出汁は、客ごとに削り立ての鰹節でひくこだわりようで、素材の旨みを最大限に引き出しています。自家製のそば粉で打つ手打ちの十割蕎麦も評判。店主のこだわりがつまった、見た目も味も格別な一皿に舌鼓を。

日本料理

赤坂 島袋

東京メトロ銀座・丸の内線 赤坂見附駅 10番出口 徒歩3分

2.新潟が誇る「雪室熟成和牛」の旨味と舌触りに感動

銀座 静香庵(東京都/銀座駅)

銀座駅A4出口から歩いて4分ほど。商業ビル3階にある「銀座 静香庵」は、2024年7月に開業しました。前身は、「表参道・新潟館ネスパス」で約26年間にわたり人気を集めた「にいがたの味 静香庵」。その魅力を継承しつつ、新潟の和の心を伝えるレストランとして営業しています。

食材は、料理長の杉山浩之氏が自ら吟味。なかでも主役となるのが「雪室熟成和牛」です。雪室熟成とは、雪室の中に食材を入れ一定の温度・湿度で保存と熟成を行う、新潟古来の冷蔵保存技術。食材にストレスをかけないことで、まろやかな舌触りと旨味を実現します。しゃぶしゃぶやステーキ、すき焼きなど、コースによって和牛の楽しみ方を選択可能。「雪室熟成和牛」をリーズナブルに楽しみたい場合には、ランチメニュー限定の「雪室熟成和牛ステーキ御膳」もおすすめです。

日本料理

銀座 静香庵

各線 銀座駅 A4出口 徒歩4分 GINZA SIX出口 徒歩30秒

20,000円〜29,999円

3.丁寧な手仕事が生み出す、五感を満たす日本料理

馳走 高山(東京都/白金高輪駅)

白金高輪駅から徒歩約8分のエリアで2024年7月に開業した「馳走 高山」。全国から産地直送で取り寄せた季節食材を味わえる日本料理店です。店内には、店主の手さばきを間近で見られる臨場感たっぷりのカウンター席に加え、他の客とすれ違わずに使える個室も完備。接待やデート、お祝いの席にぴったりの雰囲気です。

店主の高山知也氏は、表参道の名店「日本料理 太月」などで研鑽を積み、銀座、六本木の日本料理店で店長を務めた経歴の持ち主。深い味わいと香りを大切に、五感を満たす料理を提供しています。とりわけこだわっているのは、昆布・削り立ての本枯節で引いた琥珀色の出汁。名水百選にも選ばれた福井県「瓜割の滝」から採水した「瓜割の水」を使って旨味を引き出します。料理に合う日本酒はもちろん、ワイン・ウイスキーなども豊富にラインナップ。丁寧な手仕事が光る伝統的な日本料理を楽しめます。

日本料理

馳走 高山

各線 白金高輪駅 徒歩8分

20,000円〜29,999円

4.旬の厳選食材をシンプルに引き立てる本格懐石

懐石うとう(東京都/飯田橋駅)

飯田橋駅から徒歩3分ほど、風情あふれる神楽坂の静かな路地に2024年9月、「懐石うとう」がオープンしました。5席のみの店内は、気取らない落ち着いた雰囲気。カウンター内には天ぷら鍋や炭火焼き台があり、一品一品、目の前で丁寧に調理します。

店主は、日本料理に携わって30年以上の経歴を持つ内山健氏。青森出身で、青森市がかつて「善知鳥(うとう)村」と呼ばれていたことから、店名に「うとう」を採用しました。コースは、7〜8品から成る「おまかせ」のみ。旬の厳選食材をシンプルに調理し、素材を引き立てる本格的な懐石料理を提供しています。青森県産を中心とした日本酒はもちろん、ワインの取り扱いもあり。伝統的な技法に現代のエッセンスを加えた季節感たっぷりの料理で、訪れる人を笑顔にさせるお店です。

日本料理

懐石うとう

地下鉄各線 飯田橋駅 B4出口より徒歩3分

20,000円〜29,999円

5.職人技が光る日本料理と蕎麦で、とっておきの美食体験を

つゞみ(東京都/広尾駅)

2024年9月にオープンした「つゞみ」は、広尾駅から歩いて1分ほどとアクセスにも便利なお店。季節の食材と職人技が織り成す、日本料理と蕎麦を楽しめます。店内には、目の前で調理を楽しめるカウンター席と、ゆっくり寛げるテーブル席を完備。木の温もりを感じる空間と心地よい照明が、訪れる人々を非日常へと誘います。

「つゞみおまかせコース」では、先付けの後に「凌ぎ」として提供されるからすみ蕎麦や、料理長の手打ち蕎麦などをいただけます。初めて訪れるなら、蕎麦がメインの「琴コース」もおすすめ。蕎麦は、蕎麦粉とつなぎが10:1になる「外一」という割合で、その日の気候や状態に合わせて料理長が打ち上げています。器選びや盛り付けにまでこだわられた、視覚と味覚を惹きつける格別な料理。「つゞみ」ならではの美食が、贅沢な時間を届けてくれます。

日本料理

つゞみ

東京メトロ日比谷線 広尾駅 1番出口より徒歩約1分

12,000円〜14,999円

今回は、2024年に東京にオープンした話題の日本料理店を、厳選してご紹介しました。次々と登場する飲食店の中でとりわけ注目を集めている期待のレストランばかり。ぜひ足を運んで、こだわりの美味しさを味わってみては。

※こちらの記事は2025年03月08日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

安岡晴香

広告代理店、出版社の営業職を経て、WEB・雑誌のライターに。グルメ、旅、美容、カルチャー、ビジネスなど、幅広いジャンルの記事を発信している。幼少期から食べるのが生きがいだが、営業時代に会食でさまざまな名店を訪れ感動したことで、食への愛がさらに増大。お酒の愉しさもおぼえ、日本各地でレストラン巡りを続けている。

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