日々様々なレストランを巡る食通が本当に好きなお店とは?今回お話を伺ったのは、株式会社サマリーにて顧問を務め、食通として知られる山本憲資氏。そんな山本氏に東京を中心に2023年のベストレストランをジャンルごとに伺いました。どのお店も一度は行きたい、常連になりたい素敵なレストランばかり。早速チェックしていきましょう。
(記事掲載時点の情報となります。詳細は公式サイトなどで事前確認することをおすすめします。)
ご紹介してくれるのは……
山本憲資氏
広告代理店、雑誌編集者を経てSumallyを起業。スマホ収納サービス『サマリーポケット』を展開。先日代表を退き、顧問に就任したばかり。食や音楽、現代アートなどへの造詣も深く、様々な媒体で時折記事の執筆も手掛けている。2020年夏より軽井沢に拠点を移し、森の中でスマートリモートライフを満喫中。https://www.kiwamino.com/articles/author/yamamotokensuke
【東京・日本料理のお気に入り店】
1.CENSU TOKYO(東京都/国立競技場前)
香港で人気の居酒屋「CENSU」が、日本に逆輸入されてオープンしたという「CENSU TOKYO」。基本的には海外からきたレストランと聞いてもあまりそそられないのですが、今回はシェフ・佐藤峻氏のバックグラウンドに興味を持ち行ってみました。佐藤氏は香港のフレンチレストラン「Belon」にて「SÉZANNE」のシェフ・ダニエル カルバート氏と共に活躍されていたそうです。実際に行ってみるととてもよくできていて、感嘆しました。これぞ、グローバルな居酒屋。
フレンチや中華料理などのトップレベルな技法が居酒屋料理としてしっかり落とし込まれ、まさに「CENSU」の里帰り。パエリアに乗ったクリスピーチキンの火入れは、相当なレベル感でしたね。パリパリ、ジューシーのお手本のようでした。
【東京・中華料理のお気に入り店】
2.ミモザ(東京都/表参道駅)
青山に佇む「ミモザ」は、新宿御苑前に位置する「シェフス」で修行を積んだシェフ・南俊郎氏による中華料理店。2016年に表参道交差点近くにある裏路地のビルの2階にオープンし、人気店としての地位を確立していましたが、2022年秋に改装。カウンター席のみのおまかせスタイルにリニューアルしました。アラカルトで気軽に立ち寄れなくなってしまったのは少し残念ですが、シェフの世界観がより凝縮されたコースを堪能できるようになりました。
定番の大根餅は本当に絶品。夏には冷やし担々麺のポップアップイベントもやっていました。とにかくシェフのセンスが抜群で、敷居が高すぎることのない、東京らしい中華の名店の1つだと感じています。
【その他、東京以外でよかったお店・オーベルジュなど】
3.Restaurant Naz(長野県/信濃追分駅)
軽井沢にて、まだ20代のシェフ・鈴木夏暉氏が切り盛りする「Restaurant Naz」。昼は2組、夜は1組だけに振舞う発酵料理が持ち味のレストランで「KIWAMINO」でもシェフにインタビューをさせていただきました。凄まじい成長曲線でローカルガストロノミーとしてのポジションを確固たるものにしていっており、オープン4年目を迎え、充実度が増しています。
唯一の難点は予約が取りにくいところではありますが、このお店に関しては随分先の予約を待ってでも行く価値があると思います。ワインのペアリングの精度も高いですが、まるで料理のように工夫を凝らして作られたノンアルコールもかなりおすすめです。
https://www.instagram.com/naz_karuizawa/
インタビュー記事はこちら:https://www.kiwamino.com/articles/interviews/19927
いかがでしたでしょうか?数多の名店に通い、味覚の経験値が国内随一な美食家が選ぶ2023年のベストレストラン。どれも素敵なお店ばかりです。ぜひチェックしてみてくださいね!
※こちらの記事は2024年10月25日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。