極みの店|

名店紹介「restaurant Nabeno-Ism」当代きっての名シェフが浅草から発信する、日仏融合の口福

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江戸の風情を今に残し、下町の人情が息づく浅草。
いつ訪れても活気溢れるこの街に、かの「ジョエル・ロブション」で長年エグゼクティブシェフを務めた名料理人が2016年7月、自身がオーナーとなる初のレストランをオープン。満を持して誕生した浅草の新名所「restaurant Nabeno-Ism」をご紹介します。

浅草駅から5分ほど歩いた隅田川の畔りに建つ、モダンな外観の一軒家レストラン。エントランスの扉を開くと、1階はガラスの向こうに広々としたキッチンが広がり、一線で活躍する料理人たちの躍動感が伝わってきます。

カウンター席とテーブル席が用意された2階と3階のダイニングスペースはそれぞれ雰囲気が異なっており、一人客からグループでの会食、特別な日の食事にと、幅広いシーンで利用することができます。

窓の外に広がる東京スカイツリーや隅田川沿いの印象的な風景は、昼夜で変わる店内の雰囲気と共にゲストを楽しませ、料理の味わいをさらに引き立てる大切な要素。

川にせり出すように設けられた爽快なテラス席からも間近に楽しむことができます。

エグゼクティブシェフの渡辺雄一郎氏は、前述の通り、恵比寿にある世界的名店「ジョエル・ロブション」で長年腕を振るい、3つ星を守り続けた名料理人として広く知られる人物。

「ジョエル・ロブション」以前も、フランスやモナコ、そして東京の星付き店で活躍した豊富な経験を持ちます。自身の集大成とも言えるこの「restaurant Nabeno-Ism」は2016年のオープン後、早くも2017年には1つ星を獲得する快挙を成し遂げています。

店名の「Nabeno-Ism」は渡辺氏の愛称と、氏の出身校である「大阪辻調理師専門学校」の本拠地である「阿倍野」を掛け、「-Ism」で結んで一つの理念とした造語だとか。料理人として過ごしてきたこれまでの時間の中で、周りから得たことや自身で掴み取ってきたことを一つの理念とし、多くのゲストに楽しんでもらえる空間作りに活かしていきたいという思いが込められているそうです。

フランス料理界の最高峰で長く活躍する渡辺氏らしく、フランス料理の伝統や本流は大切にしながら、浅草・駒形の地の利や日本の四季折々の食材などを通して料理を表現することを心がけているそう。

アミューズに登場する『最中のカナッペ』や『ノルマンディーバターを合わせた雷おこし』などはその最たるもので、浅草・駒形の地と密接な繋がりを持つ「雷おこし」や「最中」を使用したメニューです。

また日本の伝統食である『そばがき』にキャビアを添えフランス風に仕立てた渡辺氏のシグネチャーディッシュには、「両国江戸蕎麦 ほそ川」のそば粉といった地元の食材を活用。

他にもフランス産の鳩と京野菜のナスを、またフランス産のチーズと日本の豊かな海の幸や山菜を組み合わせるなど、シェフの技とクリエイティビティで、まさにここでしか味わえない料理を作り出しています。

自身のレストラン出店にあたって、日本の食文化とフランス料理との融合にチャレンジしたかったという渡辺氏は、江戸時代に花開いた東京らしい食文化が現在も息づいている地・浅草を選びました。歴史を感じる街並みや、店の目の前を流れる墨田川も心地良いのだと言います。

フランス料理界を長く牽引し、数多の名店で活躍した名料理人が惚れ込んだこの浅草の地で、ここでしか出会えない日本とフランスの見事な融合を味わってみてはいかがでしょうか。

フランス料理

restaurant Nabeno-Ism

東京メトロ銀座線 浅草駅 徒歩5分

Mika Muroi

旅と食べ歩きと文章を書くことが好きで、プレミアム・グルメメディア「KIWAMINO」のライターに。フレグランスラボでの勤務経験から、香りやフレーバーにこだわりが。選りすぐりのレストランを、スマートな日本語に乗せてお届けします。
【MY CHOICE】
・さいきん行ったお店:DAZZLE
・好きなお店:嘉禅
・自分の会食で使うなら:麻布淺井
・得意ジャンル:イタリアン、ビストロ
・好きな食材:野菜全般、鴨、チーズ

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