個室を予約したはずなのに、仕切りが薄く、隣室の声が筒抜け。「こんなはずじゃなかった!」という経験のある秘書の方も多いのでは? 今回は、接待・会食にピッタリな「完全個室」のある和食店「六雁」をご紹介します。編集部のyafuが取材に伺い、写真もたくさん撮ってきました。
接待・会食での利用は、予約全体の約半数を占めるというこちらのお店。完全個室はもちろんのこと、お部屋までの動線や料理・お酒の提供にも、きめ細かく対応します。人気の8階「特別室」は3か月前から予約を受付けているとのこと。気になる秘書の方は、ぜひ一度問い合わせしてみては。
目 次
「特別室」は1階エレベーターから直通の「完全個室」
2つの個室を完備する「六雁」。いずれも壁と扉のある「完全個室」タイプとなっています。まずは、1階エレベーターから直通、他のお客様と顔を合わせることなく入店できる8階の「特別室」を見ていきましょう。
8階に位置する「特別室」は、ワンフロアを占有する造りに。お部屋は、5人から予約可能。最大8人まで対応します。写真は6人向けのテーブルセッティング。席幅にも十分余裕があるのが分かります。 天井の高さも十分ですね。
右手に見えるのが、キッチンテーブル。2人の料理人が、こちらのお部屋で実際に調理をしてくれる、オープンキッチンスタイルとなっています。
ご覧の通り、動線回りのスペースも広く取られているため、窮屈さを感じさせません。
オープンキッチンの中から見た、ダイニングスペースの様子。
ワインセラーもあります。
右手にはオープンキッチンがあり、正面にはお店自慢の潜り戸が見えます。オープンキッチンとなっているため、お客様によっては料理人とのコミュニケーションを楽しむ方もいるそうです。
お料理の締めに提供するお蕎麦も、実際に手打ちしてくれます。ご希望のお客様は、蕎麦打ち体験もできますよ。蕎麦アレルギーのお客様には、ご飯を用意しています。
蕎麦打ちの様子。
続いては、潜り戸の反対側を見てみましょう。
エレベーターから降りると、本格的な潜り戸がお出迎え。予約すれば、扉の右上に表札を掲示することも可能。ゲストや会社名など、希望に応えてくれます。6・7階と異なり、普段BGMは流れていませんが、要望があれば対応可能とのことです。
潜り戸を抜け、もう一度お部屋に入ってみました。
左奥、黒い不透明なガラス仕切りの向こう側に、お手洗いがあります。
洗面台の様子。お手拭きには、しっかりした生地のタオルを用意しています。
吹き抜けが特徴の6階「完全個室」
続いては6階の「完全個室」のご紹介です。最大収容人数は6人。予約は5人から受け付けています。6人で座っても、席の間隔に余裕があることが分かります。
天井が吹き抜けで、開放感ある造り。吹き抜けは7階フロアと繋がっているのですが、ガラスで仕切られているため、音が漏れる心配はありません。
取材時、7階にも上がりましたが、ガラスの手前に柵があったので、7階から覗かれる心配も杞憂に終わります。
反対側から見た天井の様子。昼間なので日が差し込みますが、夜には月明かりが差し込むとのこと。実際に月が見えることもあるそうです。
味のある独特な壁の模様は、著名な左官職人・挾土秀平(はさど しゅうへい)氏によるもの。
異なるアングルから撮った個室の様子。続いては入口とエレベーターからの動線について見てみましょう。
まずは入口から。個室内から見た様子です。左に見えるのは擦りガラス。右手の扉を開けても、外から室内は見えない仕様となっています。扉にはガラスがあるため音漏れも気になりません。
扉を開けるとお手洗いが目の前に。6階にはカウンター席もあり、そちらのお客様と共用にはなりますが、出てすぐなので、コンタクトを最小限に抑えられます。
廊下に出て、お手洗い側から見てみました。このように扉を開いても、室内の様子は遮られる仕組みとなっています。
振り返るとお手洗いが。男性専用と男女兼用が並びます。
廊下に出てみました。右手奥に見えるのが、「完全個室」の入口です。
右手前にはエントランスが見えます。
エレベーターから、エントランスを見た様子。「六雁」という題字の壁の後ろに、「完全個室」へとつながる廊下があります。
カウンター席は写真の左奥にありますから、他のお客様の目を気にせずお部屋までたどり着けます。お手洗いは共用となりますで、プライベート感を高めたいなら、8階の「特別室」の利用を検討しましょう。
日本酒とワイン各々50種以上。食事に合わせて提案
日本酒を、常時50種以上揃えるこちらのお店。限定酒も豊富。お客様のお料理の好みや予算をヒアリングしたうえで、最適な提案を心掛けているとのこと。
8階「特別室」のバーカウンターに並ぶウィスキー。このほか、ワインも常時50種類ほど取り揃えています。
ノンアルコール飲料も豊富、佐賀県のすだちやゆずを贅沢に用いたサイダー飲料のほか、佐賀県産の嬉野茶もご用意。煎茶は「みる芽」という、年に一度しか摘み取れない柔らかい新芽を用いています。高級感を漂う香りと旨味を愉しめます。
和をベースにした創作料理を提供
13,500円、15,000円、18,900円、3つのコースは月替わりでご用意。
和の伝統を重んじつつ、フレンチの手法を駆使するなど、総料理長・秋山能久氏のセンスが光る創作料理となっています。
通常のコースのほか、2~3万円と、ご希望にそったオリジナルコースにも対応。秘書の方と相談の上、提案をしています。
人気のお土産「白いマカロン」。白味噌ベースで、季節ごとに異なるフレーバーを愉しめます。今回は、「きなこ」と「ゆず」「ほうじ茶」と3つの味が入っていました。
入れ物はこんな感じ。シックな装いですね。お土産のみのご注文もウェルカム。当日予約の場合は、対応できかねることもあるそう。数日前までの予約をおすすめします。
カウンター席とテーブル席も予約可能
6階カウンターはこの通り。厨房内の活気を直に感じることのできるつくりとなっています。
7階にある各テーブル席のようす。テーブル間には、天井まで届く壁がありますが、扉はありません。6階と7階では、ピアノを中心としたクラシック音楽の中で、お食事を愉しめます。
1階・入り口正面の道路は車寄せも楽々
1階入り口の様子。ここから直接、8階「特別室」に上がることができます。1階には高級ファッションブランド「ケイト・スペード ニューヨーク」が入居しています。
入り口前の歩道。すぐ右手に暖簾のかかった入り口があります。車を寄せられる左手公道から2~3メートルほどの距離となっています。
もう一歩引いて、撮影してみました。入り口正面まで、車を寄せることのできる十分なスペースとなっています。
一方通行となっているため、外堀通り・銀座西5丁目の交差点から回り込むとスムーズでしょう。
銀座にある接待・会食向けの和食店で、プライベートを保てる「完全個室」をお探しの秘書の方、ぜひ「六雁」を検討してみてはいかがでしょうか。
※こちらの記事は2023年04月17日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。