2018年10月、日本が誇る金融街の一角に誕生したレストラン「アサヒナガストロノーム」。故ジョエル・ロブション氏の下で、長年料理長を務めた朝比奈悟氏のレストランとあって、美食家たちの注目を一身に集めたのも記憶に新しいところではないでしょうか。オープンから一年を迎えた現在も話題が尽きない、注目のガストロノミーをご紹介します。
温かみあるスタイリッシュな空間
日本橋兜町。東京証券取引所の側壁を向かいに臨む、落ち着いたロケーションに構える「アサヒナガストロノーム」。一歩店内に足を踏み入れれば、グレーやベージュ、シルバーの色調に彩られた温かみのある空間が広がります。
“not too modern-not too classic(モダン過ぎず、古典過ぎず)”との観点から選定したというインテリアは、オランダの世界的デザイナー、マルセル・ワンダース氏率いるブランド「moooi」によるもの。特徴的なデザインの照明などが配され、スタイリッシュながらも居心地の良い、洗練された設えに心が和みます。席間をゆったりととったダイニングスペースに加え、個室も一室用意されています。
ジョエル・ロブション氏の愛弟子として活躍
オーナーシェフの朝比奈悟氏は、「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」にて料理人としてのキャリアをスタート。同ホテル内のレストランで副料理長や料理長を務め上げた後、2004年に六本木の「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」に副料理長として入社しました。同年、日本橋の「ル カフェ ドゥ ジョエル・ロブション」では料理長に就任。2007年にフランスへ渡り、調理師学校やブルターニュ地方レンヌにある「La Saint Georges」で研修を重ねるなど意欲的に活動を続けます。
その後、東京の「ル カフェ ドゥ ジョエル・ロブション」と「ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション」2店舗の料理統括と監修にも従事。2011年には恵比寿の「シャトーレストラン ラ ターブル ドゥ ジョエル・ロブション」の料理長に就任し、2つ星の維持に多大なる貢献を遂げました。
以後2017年まで、13年に渡りロブショングループに勤務。勇退後の2018年10月、日本橋兜町の地に満を持して「アサヒナガストロノーム」をオープンしました。また、これまでに数々の受賞歴を誇る傍ら、自らも料理コンクールの運営や審査に携わり、調理師学校での講師やデモンストレーションも務めるなど、フランス料理文化の発展や日仏の友好親善に尽力しています。
スペシャリテは“幻の一皿”
伝統に忠実でありながら常に進化も続けるフランス料理を、最高峰のワインと共に。そんなフランス料理の醍醐味を味わえる「アサヒナガストロノーム」
「アサヒナガストロノーム」では現代的な調理法を組み込みつつ、伝統と最先端の両面を併せ持つフランス料理を日々生み出しています。
ヨーロッパの街並みを彷彿とさせる日本橋兜町の地に誕生した、壮麗なるガストロノミー。世界最高峰の料理人の下で長年腕を磨き続けた朝比奈シェフ渾身の美食を、大切な人と一緒に味わってみませんか。
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※こちらの記事は2023年04月20日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。