こんにちは! グルメブロガーのハツです。今回は東京・銀座にあるてんぷらの名店「てんぷら近藤」での実食レポートをお届けします!
「天ぷらの本質は蒸し料理である」と語るのは、日本一の職人と呼ばれる近藤氏。彼の揚げる天ぷらは、限りなく薄い衣の中に旨味をぎゅっと閉じ込め、素材の味そのものを味わうことができる極上品。それは、いつも食べている食材がまるで別物に感じられるほどです。
高校卒業後に名門「てんぷらと和食 山の上」に入店し、23歳の若さで料理長を任され、以後20年以上に亘り同店で腕を奮った近藤氏。その後1991年に独立し銀座に「てんぷら近藤」を開店しました。近藤氏こそが、天ぷらという料理の名を国内外に知らしめた立役者なのです。
揚げたてを提供するため、店内はカウンターのみというこだわり。目の前で職人技を体感できる特等席では、素材や産地、揚げ方まで一切隠さずに事細かに説明してもらえるのも魅力のひとつ。
物腰柔らかな大将の人柄に多くのファンがいるのも納得です。
日々進化しつづける職人技で天ぷらの常識を覆し、型破りな発想で次々と生み出される斬新な天ぷらは、世界中の美食家たちを虜にします。
江戸前の天ぷらといえば魚介類が中心ですが、「てんぷら近藤」では野菜の種類が豊富なのが特徴的。
ピーマンは敢えて種ごといただくことで食感にも遊び心をプラス。ちょうどいいほろ苦さが大人の味わいが感じられます。
白身魚の天ぷらは身のほくほく感と衣のサクサク感のギャップが面白く、上品な香り。
口に入れた瞬間にとろけるナスやじゅわっと旨味が広がる椎茸など、旬の食材が持つ自然の風味を余すことなく感じられます。
必食は代表作ともいえる「さつま芋」の天ぷら。まるで切り株のように太くて大きいさつま芋は、油で揚げたあと、ゆっくりと数十分かけて余熱で火を通していきます。
そうすることで、しっとりと、甘味を最大限に引き出すことができるのです。ここまで手間暇かけて作られているなんて驚きです…!
〆のごはんものには、天丼か天茶漬けを選ぶことができます。
さっぱりと〆たいときは、優しいお出汁がしみる天茶漬けを。大きなかき揚げが魅力的な天丼はぜひ赤出汁と一緒に味わってみてください。
いつも食べている野菜や魚がまるで別物に感じられるほどの、凝縮された味や風味が楽しめる「てんぷら近藤」。
大将との会話や次々と披露される職人技を楽しめる臨場感たっぷりのカウンターは、2人の記念日やお祝いにぴったりの名店です。
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名店紹介「てんぷら近藤」巨匠が揚げる最高峰のてんぷらを銀座で
アクセス
住所 東京都中央区銀座5-5-13 坂口ビル 9F
※こちらの記事は2023年06月02日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。