冬の味覚の王様・カニを楽しめる大阪の日本料理店5選

冬の味覚・カニ。そのみっちりと詰まった肉厚な身から広がる香りと甘みは、1年の中でも限られた期間にしか味わえない至福の味わい。かつては天下の台所と呼ばれ、歴史的に美味が集まるグルメな街・大阪には、近隣の名産地から厳選されたカニが集まります。今回は、カニを堪能できる大阪の日本料理店を5軒ご紹介します。
※仕入れ状況により変動があるため、メニュー内容の詳細は店舗にお問合せください。

1.料理人歴40年の技と真心でもてなす、絶品カニ料理を堪能

北新地 おおくらの(大阪府/北新地駅)

北新地駅より徒歩約2分のところにある「北新地 おおくらの」。茶の湯の心をモダンに表現する洗練された空間には、カウンターそして個室を完備。なかには専用扉を備える個室もあり、プライベートな滞在も可能です。提供されるのは、料理人歴40年を超える熟練の腕を持つ総料理長・大倉野勝男氏が織りなす上質な懐石料理。一品ごとに真心込めて調理される逸品の数々は、目でも舌でも楽しめます。

カニの時期は、通常の懐石コースに加え「河豚と蟹の特別懐石」も登場。焼いた殻の香りを加えたクリームが味わい深い「ズワイガニたっぷりの蟹クリームコロッケ」や、カニそのものの味わいを堪能できる「ズワイガニステーキ」「河豚・蟹土鍋御飯」など、様々な調理方法で冬の味覚・カニを堪能できるでしょう。

懐石・会席料理

北新地 おおくらの

JR東西線 北新地駅 徒歩2分

15,000円〜19,999円

2.家族愛を感じる優しい空間で味わう、濃厚な「焼きガニ」

日本料理 寺田(大阪府/玉造駅)

大阪・玉造駅から徒歩約1分という、抜群のアクセスを誇る「日本料理 寺田」。上質な雰囲気が広がる店内の設計は、店主の兄によるもの。また、飲み物のコースターの挿絵は店主の母が手掛けるなど、家族の絆が垣間見られる暖かな空間。旬の食材を使用した料理の数々にも、三重県の実家から届く季節の野菜を使用しているそうです。

店主・寺田繁氏の信条は“古きよき伝統と、華やかで楽しい日本料理”。伝統的かつ華やかな日本料理でゲストを魅了します。春夏秋冬の旬の味覚を満喫できますが、冬といえば松葉ガニ。甲羅にほぐした身と味噌が美しくマリアージュする「焼きガニ」は珠玉の逸品。カニと味噌の芳醇な香り、口の中に広がる濃厚さを味わう口福なひとときを満喫ください。

懐石・会席料理

日本料理 寺田

JR線 玉造駅 87m

15,000円〜19,999円

3.一組ごとに炊き上げる、熱々の「カニの土鍋ご飯」はおかわり必須

割鮮 入たに(大阪府/北新地駅)

大阪・北新地の一角に暖簾を掲げる「割鮮 入たに」は、全カウンター9席のみの割烹料理店です。“日本料理の味わいと華やかさを追求する”という店主・入谷元基氏の思いが溢れる、なにわ割烹(浪速料理)でゲストをもてなします。日本料理の伝統を重んじながらも「牛ヒレカツ」や「牛タンのやわらか煮」など、斬新なアイデアが光る大阪ならではの味を楽しめます。

冬になると、季節のおまかせコースにもカニが登場。なかでも〆の「カニの土鍋ご飯」はぜひとも味わいたい逸品。一組ごとに炊き上げる土鍋ご飯は、身とカニの味噌がたっぷり。その奥深い味わいに、ついつい箸が進むことでしょう。残った分はおにぎりにしてお持ち帰りできるのも嬉しいポイントです。

日本料理

割鮮 入たに

JR線 北新地駅 11-43番口出口よりすぐ

15,000円〜19,999円

4.淡路島の贅沢食材と、冬の味覚の王様カニの豪華共演

緒乃(大阪/北新地駅)

大阪・北新地にある「緒乃」は「淡路島緒乃」、「芦屋緒乃」や出張料理人として経験を積んだ料理長・小野孝太氏が集大成として、北新地に開業した日本料理店です。料理は、全国から厳選した食材の他、小野氏の故郷である淡路島の食材や、醤油や味噌などの調味料を使用。長年の経験に裏打ちされた調理技術に、独創性や遊び心が光ります。豪華な食材を惜しげもなく、大胆に振る舞うのも小野氏ならでは。

冬の時期には、セコガニを使った一品など様々なカニ料理が登場。ゲストより大好評の〆には「カニご飯」や「カニカレー」が加わります。「カニご飯」はカニの旨味が体に染み渡り、カニの出汁がたっぷりと詰まった「カニカレー」はここでしか味わえない贅沢な逸品でしょう。

懐石・会席料理

緒乃

JR線 北新地駅 164m

30,000円〜39,999円

5.「松葉ガニ」を様々な調理法で味わい尽くす、絶品「蟹コース」

老松 ひさ乃(大阪府/淀屋橋駅)

淀屋橋駅より徒歩約10分、西天満のメインストリートである老松通りに店を構える「老松 ひさ乃」。白い暖簾をくぐって店内に入ると、間接照明が優しく照らす木目を基調とした、温かみのある癒しの空間が広がります。設えや料理を通して、店主・久野正光氏が長年の経験で培った匠の技で表現する、日本料理の奥ゆかしさ感じられることでしょう。

メニュー一例

冬の季節になると「蟹コース」が登場。コースでは「せこ蟹と松葉蟹の蒸し寿司」をはじめ、新鮮なカニの旨味を堪能できる「蟹のお造り」。シンプルに藻塩とすだちでカニを味わう「焼き蟹」、濃厚な味噌と一緒に味わう「蟹足味噌甲羅焼きしゃぶ」などが楽しめます。様々な調理法でカニを満喫する、贅沢なひとときをどうぞ。

割烹・小料理

老松 ひさ乃

地下鉄御堂筋線 淀屋橋駅 徒歩約10分

20,000円〜29,999円

今回は冬の味覚の王様とも呼ばれるカニを楽しめる、大阪の日本料理店を5軒紹介しました。1年の中でも限られた期間にしか味わえない至福の味わいを堪能してみはいかがでしょうか?

※こちらの記事は2024年12月18日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

Mika.A

外食が何よりの楽しみな編集部メンバーです。
野菜へのこだわりは人一倍!好きが高じて
ベジタリアン・フルーツアドバイザーの資格を取得しました。

・好きなお店:CIRPAS/Sincére/Heritage by Kei Kobayashi
・好きなジャンル:フレンチ/鮨
・最近行ったフレンチ:ラルジャン/apothéose/渡辺料理店/フロリレージュ
・好きな美食宿:ホテルリッジ/sankara hotel&spa 屋久島

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