冬に行きたい、冬の味覚を堪能できる京都のレストラン特集

冬の味覚と言えば、カニなどの旬を迎える海の幸をはじめ、身体をほっこり温めてくれるすき焼きやお鍋など様々。美味しく、たくさん食べて寒さを乗り切りたいですね。今回は、そんな冬ならではの味わいを楽しめる京都のレストランを、記事別でご紹介します。

1.洗練された空間でいただく、鮮度抜群の絶品間人ガニ

祇園 末友(京都駅/祇園四条駅)

名店がひしめく京都・祇園界隈に佇む「祇園 末友」。“構えも料理の一つ”と、店主自ら設計に携わるこだわりよう。玄関を入った待合の左には、畳敷きのカウンター席。奥には離れのような8畳の座敷と、その奥には縁側と坪庭も備えます。虚飾を取り去った日本の建築美が光る洗練された空間で、お食事を堪能ください。

名料亭「祇園丸山」や「祇園花霞」で腕をふるった末友久史氏が織りなすのは、日本料理の伝統と現代の感性を融合させた懐石コース。冬は希少価値が高いカニとして知られている、間人ガニがお目見えに。京都府沖合で獲られた間人ガニは、日帰り操業のため鮮度が抜群。シンプルかつ最も美味しい食べ方と末友氏が提唱する“焼き”でお出しします。熱々の間人ガニを思う存分満喫して。

日本料理

祇園 末友

京阪本線 祇園四条駅 徒歩5分

2.一流の名店で堪能する、旨味が溢れ出すカニ座敷焼き

京都吉兆 嵐山本店(京都府/嵐山駅)

京都の中でも、とりわけ風光明媚な観光地で知られる嵐山。そんな嵐山の四季折々の美しい景観に囲まれ、滋味深い料理の数々を堪能できる「京都吉兆 嵐山本店」。3代目総料理長・徳岡邦夫氏が目指すのは、“いつまでも記憶に残る”ひととき。創業者・湯木貞一が込めた“工夫して心くだる思いには、花鳥風月みな料理なり”というおもてなしの美学を起点に、茶懐石を基本とした季節の日本料理を振る舞います。

冬の時期になると、カニ座敷焼きの提供が開始。※おまかせコース(時価)のみでの提供
生きたカニを披露した後、ゲストの目の前で焼いていきます。水分を飛ばさぬ様に、レアな食感も残しながら程よく焼いた焼きガニは、旨味と甘味が溢れ出す美味しさ。その他メニューにもよりますが、お椀や八寸などにもカニを使った料理が登場することもあるので、どんな料理が食べられるのか楽しみですね。

元記事を読む:https://www.kiwamino.com/articles/selections/21070

懐石・会席料理

京都吉兆 嵐山本店

京福電鉄(嵐電)線 嵐山駅 より徒歩6分

3.和のオーベルジュで、季節の食材と「柚子鍋」を味わう

柚子屋旅館・一心居(京都府/祇園四条駅)

祇園・八坂神社の隣に佇む、和のオーベルジュ「柚子屋旅館」の1階にあるごはん処「柚子屋旅館・一心居」。こちらは、宿泊者だけでなく一般のゲストも利用可能です。館内に入ると凛とした空気が漂い、入り口では柚子の爽やかな香りが迎えてくれます。

お店で振る舞われるのは、京野菜や全国から厳選した柚子を中心に、各地の旬・名残のものを取り入れた懐石料理。なかでもお店自慢のメニューが、四季折々の素材と柚子を贅沢に使用した「柚子鍋」です。ほんのりと柚子の酸味を感じる出汁が効いた鯛や鱧、甘鯛といった季節ごとの食材のほか、〆の香り高い柚子雑炊も絶品。また、新鮮な魚介類や山の幸を活かした鮮やかな京料理も注目です。

京料理

柚子屋旅館・一心居

京阪本線 祇園四条駅 徒歩10分

15,000円〜19,999円

4.すっぽん一筋の名店で堪能する、老舗の味

すっぽん料理 大市(京都府/二条駅)

江戸中期に創業以来約340年、18代にわたってすっぽん一筋で営業を続けてきた老舗「すっぽん料理 大市」。これまで政界・財界・文化人らが度々訪れ、志賀直哉や川端康成などの文学作品にも登場している国内外に名の通った名店です。献立は、昼夜共に鍋と雑炊が中心のすっぽんコースのみ。

使用するすっぽんは、専用の養鼈場にて独自の方法で飼育されたもの。「〇鍋(まるなべ)コース」は、先付の「すっぽんの肉のしぐれ煮」に始まり、一口サイズ程に切った骨付のすっぽん肉が入った「○鍋」が土鍋で提供されます。「熱々の状態で楽しんでほしい」との想いから「○鍋」は2度に分けてお目見え。餅と鶏卵でとじた〆の雑炊に至るまで、すっぽんのエキスと旨味がたっぷり詰まっています。

元記事を読む:https://www.kiwamino.com/articles/selections/22577

すっぽん

すっぽん料理 大市

JR線 京都駅 駅から京都市バス206系統で30分

5.創業150年超の老舗で、上質な黒毛和牛を秘伝の割下でいただく

三嶋亭(京都府/三条駅)

三条駅から徒歩8分ほどの場所に佇む「三嶋亭」は、1873年創業の老舗すき焼き店。行灯や瓦屋根が特徴的な数寄屋造りの店構えは、何とも京都らしい風情溢れる雰囲気です。店内には、それぞれ趣の異なる個室を18室備えます。天井や格子などは、ほとんどが創業当時の姿のまま。美しい欄干や飾られている装飾品なども必見です。

すき焼きの肉は、確かな目利きで全国から厳選した上質な黒毛和牛を使用。目にも美しい繊細な霜降り肉を秘伝の割下で味付けし、これまで守られ続けてきた調理法でいただくことができます。添えられるのは、京都のおいしい水で育まれた京野菜。まるで明治時代にタイムスリップをしたような歴史ある空間で、伝統のすき焼きを味わって。

すき焼き・しゃぶしゃぶ

三嶋亭

京阪線 三条駅 徒歩8分

15,000円〜19,999円

6.名所を望むプライベート空間で、和牛すき焼き会席を堪能

京都三条 箔(京都府/三条駅)

三条駅から約2分の鴨川沿いの町家の一角に立つ「京都三条 箔」。建物は、幕末に建てられたもので、当時は料亭として使用されていたそう。店内には、その頃に使われていた箱階段跡や、偉人たちの書が飾られるなど、幕末四天王や新選組の歴史を感じられる空間です。すべて完全個室で用意されているため、周りを気にせず、ゆっくり楽しみたい特別な日にぴったり。鴨川をはじめ、三条大橋や東山を望むお部屋や、世界的な庭園デザイナー・石原和幸氏が手掛けた坪庭を望むお部屋などタイプも様々です。

上質な和牛と特製の割下を使用したすき焼きは、豊かな香りと音が食欲をそそるでしょう。長年にわたり伝統的な日本料理を経験した料理長・竹嶋力氏による先付やおもてなし椀も、すき焼きとともにぜひ味わってほしい逸品です。

元記事を読む:https://www.kiwamino.com/articles/selections/27876

和牛すき焼き

京都三条 箔

京阪本線 三条駅 7番出口より徒歩2分

30,000円〜39,999円

今回は、冬ならではの味わいを楽しめる、京都のレストランを記事別にご紹介しました。冬ならではの味わいを求めてお出かけしてみはいかがでしょうか。

※こちらの記事は2024年12月03日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

Mika.A

外食が何よりの楽しみな編集部メンバーです。
野菜へのこだわりは人一倍!好きが高じて
ベジタリアン・フルーツアドバイザーの資格を取得しました。

・好きなお店:CIRPAS/Sincére/Heritage by Kei Kobayashi
・好きなジャンル:フレンチ/鮨
・最近行ったフレンチ:ラルジャン/apothéose/渡辺料理店/フロリレージュ
・好きな美食宿:ホテルリッジ/sankara hotel&spa 屋久島

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