料理はもちろん、設えやホスピタリティでも妥協を許さない「グランメゾン」。記念日や特別な日など、ここぞという時に訪れたいものです。非日常感溢れる空間で過ごすひとときは、大切な人との時間をより一層特別にしてくれることでしょう。今回「KIWAMINO」では、東京にあるグランメゾンの中から、5軒を厳選してご紹介します。
目 次
1.正統派フランス料理の真髄を伝える、日本屈指のグランメゾン
アピシウス(東京都/有楽町駅)
日本のフランス料理を第一線で牽引してきた、東京・有楽町にある日本屈指のグランメゾン「アピシウス」。1983年の創業以来、古典的な正統派フランス料理の真髄を日本に伝え続けていて、2024年に4代目シェフとなった森山順一氏がその伝統の味を継承しています。
スペシャリテの「雲丹とキャビア 野菜のクリームムース コンソメゼリー寄せ」は創業時から受け継がれる一品。口の中で溶け合う雲丹とキャビアのやさしい塩味が、ムース、コンソメと絶妙なハーモニーを奏でます。また、充実したアラカルトメニューも店に伝わるこだわりの一つ。重厚感溢れる雰囲気の中で、心まで満たされる贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
2.“宝石箱”のような非日常空間で味わう、芸術的なフランス料理
銀座レカン(東京都/銀座駅)
創業1974年と約50年にわたって歴史と伝統を守ってきたグランメゾン「銀座レカン」。フランス語で「宝石箱」を意味する店名の通り、店内は流れるようにガラス球を配置したシャンデリアが煌めく華やかな空間が広がっています。
8代目料理長・栗田雄平氏のこだわりは、伝統を大事にしつつ食材のもつ自然な美しさを追求すること。芸術品のように美しい料理の品々を、歴代ソムリエが収集した、約2万3,000本ものワインをはじめとする種類豊富なドリンクとともに楽しむことができます。食後に用意されるのは、まるで宝石のように輝く、木箱に入った小菓子やショコラ。グランメゾンならではの非日常の食体験と空間は、ぜひ一度堪能したいものですね。
3.フレンチの巨匠による、モダンフレンチの集大成を優雅に楽しむ
ガストロノミー ジョエル・ロブション(東京都/恵比寿駅)
「ミシュランガイド東京」の創刊から18年連続で三つ星を守り続けている、グランメゾン「ガストロノミー ジョエル・ロブション」。螺旋階段を上がると広がるシャンパンゴールドと黒で統一されたフロアは、日常を忘れてしまうような気品溢れる空間です。
フレンチの巨匠、ジョエル・ロブションのスペシャリテとして名の知れた「キャビア・アンペリアル ロブションスタイル」は、アートのように繊細な一皿。艶やかなキャビアとオマール海老のジュレなどが奏でるハーモニーは、ぜひ一度体験したいものです。目にも鮮やかなチーズやデザートのワゴンサービスや一流のホスピタリティなども相まって、贅沢な時間を過ごすことができるでしょう。
4.“三つ星シェフの味”を、一流のおもてなしとともに味わう
レ セゾン/帝国ホテル 東京(東京都/日比谷駅)
日本のホテル御三家の1つとして、数々の要人をもてなしてきた「帝国ホテル 東京」。このホテルの本館中2階に位置するメインダイニングが「レ セゾン」です。重厚感と洗練された現代的な雰囲気が調和する空間の中、ティエリー・ヴォワザン氏による伝統に新しい感性を加えた本格フランス料理をいただくことができます。
スペシャリテは、フランスの三つ星シェフ、ジェラール・ボワイエ氏直伝の「トリュフのパイ包み焼き」。フォワグラを塗ったトリュフを丸ごとパイで包んだ贅沢な一品は、ぜひ味わいたいものですね。食後に寛げるシガーサロンが設けられていることも、この店ならではのおもてなしの1つ。一流の食とサービスを心ゆくまで堪能しましょう。
5.洗練された空間で楽しむ、フランスの名店に伝わるスペシャリテ
メゾン ポール・ボキューズ(東京/代官山駅)
フランスで50年以上ミシュランの星を獲得し続けている名店「ポール・ボキューズ」。その伝統を引き継ぐグランメゾンが、東京・代官山にある「メゾン ポール・ボキューズ」です。店内にはティファニー製のステンドグラスに、アンティークの調度品……伝統とモダンが調和した洗練された空間で、食事を楽しむことができます。
1975年に当時のフランス大統領に捧げたという黒トリュフのスープは「最高の状態を味わって欲しい」というボキューズ氏の思いから、薫りが逃げないようにパイを被せたそう。ほかにもフランスの本店と同じスペシャリテを味わうことができることも、この店の魅力の1つです。フランスを旅するように味わえる逸品が特別なひとときを演出します。
今回は、東京にあるグランメゾンの中から、特別な日に訪れたい名店を厳選して5軒ご紹介しました。美味しい食事と特別な空間で、思い出に残る素敵なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
※こちらの記事は2024年11月12日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。