美味しいレストランには、こだわりの「スペシャリテ」あり!今回は、夏にこそおすすめしたい、四川料理の名物料理をご紹介します。とっておきのスペシャリテは、お店のこだわりを表現する代名詞となるもの。他ではいただけない特別な一皿を、是非味わってみませんか?
4000 Chinese Restaurant (東京都/広尾)
『フカヒレの姿煮』
「4000 Chinese Restaurant」は、南青山・日赤通り沿いに佇む四川料理の名店です。モダンで重厚感のあるカウンターが広がる店内は、昼は明るく落ち着いた雰囲気、夜はムーディーな空間へと変化。テーブルに置かれた特注の輪島塗のランチョンマットや、色鮮やかな有田焼の器など、細部にまでこだわった設えが美食に華を添えます。
伝統の調理法をベースに火入れや素材にこだわった料理を生み出すのは、栄養薬剤師の資格も有するオーナーシェフ・菰田欣也氏。「口にするもので身体は作られる。だから良い食材、良い調味料にこだわる」という想いが込められた珠玉の一皿をお楽しみください。
ゼラチン質を程よく残したまま、香りを消さずに臭みを消すシェフの技が光る「フカヒレの姿煮」は日によって味を調整して提供する「4000 Chinese Restaurant」のスペシャリテ。十分な厚みのある毛鹿鮫の尾びれを使った一品は食べ応えも抜群で、繊維がソースと絡まり口に入れた瞬間に美味しさが広がります。厳選した食材と確かな技術によって生まれる料理の数々を味わい尽くしましょう。
蜀郷香 (東京都/四谷三丁目)
『汁なし担々麺』『牛肉の四川煮込み 山椒の香り』
四谷三丁目にある四川料理「蜀郷香」は、名店「銀座 趙楊」で研鑽を積んだ菊島弘従氏がオーナーシェフを務めるお店。麻婆豆腐や回鍋肉などの定番はもちろん、自家製チャーシューに牛肉の四川煮込み、火鍋や薬膳料理など趙楊氏直伝の料理をはじめ、菊島氏の柔軟なアイデアから生み出されるメニューの数々がいただけます。思う存分四川料理の真髄を楽しみましょう。
コース料理の〆で振舞われる「汁なし担々麺」は、数あるメニューの中でも人気の高い一品です。山椒の痺れと唐辛子の辛味が口の中で見事に調和する四川名物は、熱いうちに30回まぜていただくのが蜀郷香流。 今までに食べたことのない風味が口いっぱいに広がることでしょう。
四川料理を代表するひとつ、赤身肉をたっぷりの油と香辛料で味付けした煮込み料理「牛肉の四川煮込み 山椒の香り」もぜひ味わいたい一皿。2日前までの事前連絡でいただくことができます。調理方法とは裏腹に油のしつこさが全くなく、驚くほどあっさりとした味わいがたまりません。
中國菜 老四川 飄香 /銀座三越 (東京都/銀座)
『四川名物よだれ鶏』『飄香覇王骨』
本場成都の伝統的な四川料理をいただける「飄香」の2号店、「中國菜 老四川 飄香」。中国の骨董品などが飾られたガラス張りの店内は、古き良き中国と現代のエッセンスが融合する洗練された空間です。四川省より古くから伝わる24の味付けと、56の調理法を駆使した数百種類ものレシピを持つオーナーシェフ・井桁良樹氏が生み出す料理は、本場の味を手軽に味わえると評判。
四川料理の定番「よだれ鶏」は、「飄香」がオープンした当初日本ではあまり知られていないメニューだったそう。丁寧に下ごしらえされた丸鳥と合わせるのは、飄香オリジナルの特製タレ。20もの香辛料を駆使した自家製辣油がベースになっており、強い香りと旨みがつまったタレに柔らかな鶏肉が絡まり、思わず箸が進みます。
もう一つのスペシャリテでもある「飄香覇王骨」は、10種類以上のスパイスと柔らかなスペアリブを使用した「飄香」の鉄板料理。別名「悪大王のスペアリブ」とも呼ばれており、咀嚼するほどに香辛料のスパイシーさと柔らかな豚肉の甘味と旨味が交じりあう、夏にこそ食べたい一品です。
素敵なお店のスペシャリテは、ここでしか出会えない特別な食体験を堪能できる一品。気になるお店があったら、ぜひブックマークしてみてくださいね。
※こちらの記事は2023年04月17日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。