【注目の新店】2024年上期にオープンした話題のフレンチ 東京編

新しい飲食店が続々と登場し、目が離せない東京のグルメシーン。そのなかでも今回は、2024年上半期にオープンし、話題を集めている東京のフレンチのお店をご紹介します。食通なら見逃せない、個性豊かで魅力あふれるレストランを厳選しました。

1.囲炉裏を囲むカウンターで新感覚のフランス料理を堪能

麻布 KIZAN(東京都/麻布十番駅)

麻布十番駅から徒歩約7分、2024年5月にオープンした「麻布 KIZAN」。グレーを基調とした店内に間接照明がやさしく灯る、シックな雰囲気の小さな隠れ家レストランです。

シェフの森健一氏は、フランスとスイスの星付きレストランで研鑽を積んだ実力派。同店では“囲炉裏フレンチ”をコンセプトに、ゲストの目の前で食材を焼き、鮮やかな一皿に仕上げていきます。宮城県から直送の鮮魚や農家から直接取り寄せる野菜、群馬県の赤身が美味しいブランド牛「赤城和牛」を、炭火を使い囲炉裏で焼くことで素材の味わいが引き立つお料理に昇華。

オーナーが佐賀県出身であることから「基山(KIZAN)」と名付けられた店名。そこには、“ふるさとに帰るような気持ちでゆったりと過ごし、帰ってきたくなる場所でありたい”という想いが込められています。是非、囲炉裏を囲むカウンターで新感覚のフレンチをお楽しみください。

フレンチ

麻布 KIZAN

各線 麻布十番駅 1番出口徒歩7分

20,000円〜29,999円

2.本場フランス人シェフによる驚きに満ちた一皿

OLINA(東京都/麻布十番駅)

麻布十番駅から徒歩約3分、2024年2月にオープンした「OLINA」。建築家・山本亮介氏が手掛けた内装は、赤茶のタイルを敷き詰めた床と、木の温もりを感じられる家具が配され、落ち着きある空間です。

ヘッドシェフは、フランス出身で欧州を中心に星付きレストランでスーシェフを務めるなど、豊富な経験を持つ料理人オリヴィエ・ガルシア氏。ファッションデザイナーとして主に国外で活躍した髙遠菜都子氏がマネージャーとして支える同店では、料理だけでない全体のデザイン性の高さが伺えます。

ガルシア氏は、生産者との関係を大切に厳選された食材を使い、型にとらわれないフランス料理へと昇華。イリコの出汁と生ハムの出汁を合わせるなど、伝統的なフレンチの技法にしなやかな発想を加えることで、驚きに満ちた一皿を作り出します。ソムリエが提案する豊富なクラフトワインのペアリングも一緒にお楽しみください。

ラスティックモダンフレンチ

OLINA

各線 麻布十番駅 6番出口より徒歩3分

15,000円〜19,999円

3.小林圭シェフ監修、次世代へ継承する正統派フレンチ

Héritage by Kei Kobayashi(エリタージュ バイ ケイ コバヤシ)/ザ・リッツ・カールトン東京(東京都/六本木駅)

六本木駅直結のラグジュアリーホテル「ザ・リッツ・カールトン東京」。その45階に「Héritage by Kei Kobayashi(エリタージュ バイ ケイ コバヤシ)」が2024年1月オープンしました。同店の魅力は、なんといってもホテルの上階から見渡す東京の景色、そして細部まで行き届いた空間演出とサービスです。

レストラン監修を務めるのは、フランス・パリでアジア人初のミシュラン三つ星を獲得した「Restaurant KEI」のオーナーシェフ、小林圭氏。同店では料理長・村島輝樹氏とタッグを組み、小林氏が演出する料理の世界観を表現しています。

店名の“Héritage”とは、仏語で遺産・継承という意味。そこには、フランス料理を1つの遺産と考え、同店に訪れた人がフレンチに興味を持って、次の世代へ繋げていくきっかけになってほしいという小林氏の願いが込められています。小林氏が追求する、正統派フランス料理を現代風にアップデートさせた世界レベルの料理体験を堪能ください。

フレンチ

Heritage by Kei Kobayashi(エリタージュ バイ ケイ コバヤシ)/ザ・リッツ・カールトン東京

東京メトロ日比谷線、都営大江戸線 六本木駅 東京メトロ日比谷線:4a出口側から地下通路を経由し、8番出口より地下通路直結  都営大江戸線:8番出口より地下通路直結

20,000円〜29,999円

4.島国ならではの3要素を融合させた美しきコース

FUSOU(東京都/渋谷駅)

渋谷駅から徒歩約1分、2024年3月にオープンした「FUSOU」。アーチ状のドアをくぐり、店内に入ると樹齢およそ300年のモミの木を使った迫力あるカウンターがお出迎え。木材やウォルナットを使用した有機的な設えに温かみを感じつつ、店内を漂うほどよい緊張感に背筋が伸びるようです。

シェフを務めるのは数々の星付きレストランで活躍した内田悟氏。島国である日本ならではの食彩、文化、風土の融合を1つのテーマに、各地の生産者を訪ね取り揃えられた、選りすぐりの食材のみを使用。内田氏の豊富な経験と洗練された感覚で、四季が織りなす旬の味をモダンフレンチへと落とし込みます。

提供されるお料理の数々は味だけでなく、見た目にも美しい仕上がり。10品のコース料理は、どれも繊細で季節を感じられる鮮やかな色彩のものばかりです。非日常を感じさせる、贅沢なひとときを過ごせることでしょう。

モダンフレンチ

FUSOU

JR線 渋谷駅 新南改札よりビル直結(徒歩1分)

20,000円〜29,999円

今回は、2024年上半期に東京にオープンした話題のフレンチのお店をご紹介しました。気になるお店はありましたか?次々と登場する新たな注目店やグルメシーンの話題は、ぜひ「KIWAMINO」でチェックしてみてくださいね。

※こちらの記事は2024年08月27日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

Sonoka Watage

スイーツ専門メディアから「KIWAMINO」編集部へ。美味しいだけじゃない食文化の面白さや、作り手の思いを発信していきます。
好きなワインはピノノワール。お気に入りはカウンターで食べるデセールコース。
【MY CHOICE】
好きなお店:ADI /FARO
好きなジャンル:スイーツ/イタリアン

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