美味しいレストランには、こだわりの「スペシャリテ」あり!今回は、有名レストランのセカンドラインのお店でいただける名物料理をご紹介します。とっておきのスペシャリテは、お店のこだわりを表現する代名詞となるもの。他ではいただけない特別な一皿を、ぜひ味わってみませんか?
Sincere BLUE (東京都/原宿)
『オードブルブッフェ』『たい焼き 特製ブリオッシュ』
原宿の竹下口から徒歩3分のロケーションにある「Sincere BLUE」。北参道の星付きフレンチレストラン「Sincere」のオーナーシェフ 石井真介氏が2020年9月にオープンした、環境に配慮された“サステナブルシーフード”や、傷みやすさなどの理由で流通しなかった“未利用魚”を美味しくいただけるレストランです。
メニューは、オードブルブッフェとメインの魚料理をいただけるコース料理。自分でとりにいくスタイルではなく、小皿で各テーブルにサーブされます。定番の可愛らしい「うさぎ最中」や「バーニャカウダ」を始め、マンボウ、サメ、ヌタウナギなど、レストランでは使われない未利用魚がメニューに並ぶことも。
メインの「たい焼き 特製ブリオッシュ」は「Sincere」でも名物料理の一つで、「Sincere BLUE」ではサステナブルシーフードを使用しているのが特徴。遊び心溢れるたい焼きの中には、漁業改善プロジェクト「FIP」や養殖認証「ASC」の魚を使用しています。ふっくらした身に、発酵バター使用のブリオッシュ、貝の出汁とミルクソースが絶妙に絡まる一品。
ヴィノ ヒラタ (東京都/麻布十番)
『季節のフリットミスト』『パッパルデッレ イベリコ豚のホホ肉のラグー』
「ヴィノ ヒラタ」は、麻布十番商店街の理容室の2階という隠れ家のようなレストラン。白を基調にしたモダンな店内の真ん中にバーカウンターがあり、老舗イタリアン「クチーナヒラタ」の味を肩肘張らずに楽しめます。オーナーシェフ 仁保州博氏は、本格的なイタリアンの草分け的存在である平田シェフの味を受け継ぎ、日本の四季をイメージした素材や調理法を用いたイタリアンを提供します。
メニューはコースの他にアラカルトがあり、使い勝手が良い点も支持されています。季節ごとに内容が変わる「フリットミスト」は、時節の旬の魚介や野菜を使用。シンプルな味付けで食感もよく、揚げたての匂いでお腹が空くことでしょう。
スペシャリテは「パッパルデッレ イベリコ豚のホホ肉のラグー」。ごろっとした柔らかいイベリコ豚と濃厚なソースが、幅の広いリボンのようなパスタとよく合います。シェフが紡ぐ至福の料理の数々を堪能してみては。
デンクシフロリ (東京都/表参道)
『月ごとの串料理』『土鍋ご飯』
2020年9月、日本を代表する人気シェフ「傳」長谷川在佑氏と「フロリレージュ」川手寛康氏の2人がタッグを組んだ「デンクシフロリ」がオープン。表参道駅から徒歩5分のところに位置し、店内はライブ感満載のオープンキッチン。カウンター越しに昔ながらの「お竈(くど)さん」が見え、上質な空間に期待が高まります。
「デンクシフロリ」では、「傳」と「フロリレージュ」という2つのお店を“串”料理で繋ぎます。メニューには素材だけが記され、一皿ごとに新感覚の美味しい食べ方を提案。独創的な日本料理のスタイルを築く長谷川氏と、クラシカルでメッセージ性に溢れたフランス料理を届ける川手氏。そのカラーが最大限に引き出される料理の数々を月ごとにいただけます。
〆は土鍋ご飯をベースに、旬の味覚を味わう仕掛けが用意されています。食べ方のバリエーションは一期一会、気付けば何杯もお代わりしていること請け合いです。オリジナリティ溢れる串メニューで、五感を揺さぶられる体験が叶います。
素敵なお店のスペシャリテは、ここでしか出会えない特別な食体験を堪能できる一品。気になるお店があったら、ぜひブックマークしてみてくださいね。