極みの店|

京都・祇園の路地で出会う、懐石料理の名店「御料理 味舌」

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一年を通じて賑わいを見せる京都の四条通。そんな喧騒の通りから細い路地を入った奥に、懐石料理の名店がひっそりと構えています。この上ないほどの“隠れ家”的な佇まいに京都らしさが漂い、店へのアプローチを進みながら思わず心が躍る「御料理 味舌」をご紹介します。

趣ある京都の風情を味わえる上質な設え

祇園町北側に位置し、今年創業40周年を迎える「御料理 味舌」。

四条通に面した入り口を入り、細い路地を進んだ先で、白い暖簾のかかった端正な設えに迎えられます。

2フロアに渡って白木のカウンターやテーブル席、個室が用意された静謐な店内は、賑やかな四条通にあるとは信じがたいほどの別世界。

趣ある京都の風情を味わいながら、様々な用途での利用が可能です。

季節感を表現した、絶妙な加減の出汁を愉しんで

店主の味舌正洋(ましたまさひろ)氏は、地元京都の出身。1927(昭和2)年創業の祇園の老舗蕎麦店「権兵衛」の四男として生まれながらも、一度は京都を離れ、関東の大学へ進学。卒業後は滋賀県東近江市にある1868(明治元)年創業の名料亭「招福楼」に入店し、禅の精神とお茶の心を基とする同店の料理に学びました。

その後、1979(昭和54)年に「権兵衛」の姉妹店として「御料理 味舌」を開業。日々腕を振るう中で見事1つ星を獲得し続け、京都らしい本格的な料理が味わえる名店として広く知られるところとなっています。

和食には特に一家言ある人々の多い京都で、名料亭で培った店主の確かな腕が多方面から信頼の厚い「御料理 味舌」。

毎日丁寧に引く絶妙な加減の出汁が、季節感を大切に表現し、流行に左右されることない同店の料理を支えています。

これからの季節、春は桜鯛や筍といった山海の幸が、そして夏には京都に欠かせない鱧が登場。秋や冬もそれぞれに楽しみは尽きず、訪れる度に新鮮な喜びに出会えます。

こちらでは昼夜共通のコースに加えて、昼限定でよりお得に楽しめる点心仕立てのコースも好評。

いずれも先付からお食事に至る一品一品に吟味した季節の味覚を盛り込み、温かい料理は温かく、冷たいものはうんと冷やしてゲストの元へ。

熟練の仕事が冴え、瑞々しい季節感を目でも舌でも存分に楽しめる逸品ばかりが振舞われます。

さらには、食後に抹茶と共に供される和菓子も自家製。季節に合わせて手作りされる優しい甘味にファンも多く、コースを幸せな余韻と共に締めくくります。

表通りからは想像もつかない路地の奥に、こんな1つ星の名店が存在するのも京都ならではかもしれません。しかしながらあくまで小ぢんまりと、店主を始め数名の料理人と女将が温かく迎えてくれる家庭的なおもてなしが魅力です。観光の行き帰りにも便利なロケーションにある「御料理 味舌」で、名料亭仕込みの技を礎とした、季節の懐石料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。

懐石・会席料理

御料理 味舌

京阪電気鉄道線 祇園四条駅 7番出口より徒歩2分

12,000円〜14,999円

Mika Muroi

旅と食べ歩きと文章を書くことが好きで、プレミアム・グルメメディア「KIWAMINO」のライターに。フレグランスラボでの勤務経験から、香りやフレーバーにこだわりが。選りすぐりのレストランを、スマートな日本語に乗せてお届けします。
【MY CHOICE】
・さいきん行ったお店:DAZZLE
・好きなお店:嘉禅
・自分の会食で使うなら:麻布淺井
・得意ジャンル:イタリアン、ビストロ
・好きな食材:野菜全般、鴨、チーズ

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