魚使いの名手が満を持してオープンした、比類ない“魚フレンチ”が話題です。日本の質のいい魚だからこそ叶う「熟成魚」を用いた直感的な料理が、他の追随を許さない独創性とモダンで軽やかな魅力を放っているこのお店。オープンしてまだ日が浅いにもかかわらず、虜になる人続出のフレンチレストラン「サンプリシテ」をご紹介します。
代官山に佇む「熟成魚」の名フレンチ
最寄駅は代官山。八幡通り沿いに店を構える「サンプリシテ」は、渋谷駅新南口からも徒歩8分ほどの距離にあり、代官山界隈の散策も兼ねて訪れるのにも絶好のロケーション。
モダンな建物の2階にある店舗に歩を進めると、すっきりとコンテンポラリーな雰囲気ながらも随所に木の温もりを配した、ナチュラル感ある店内に迎えられます。
オープンキッチンに面したカウンター席8席を中心に、テーブル席と個室2室を設置。特にゆったりとスペースを取ったカウンター席は、シェフの独創的な調理風景を眼前に楽しめる特等席として人気があります。
シェフは渡仏後、銀座レカンでも活躍した実力派
シェフの相原薫氏は神奈川県の出身。葉山の有名店「ラ・マーレ・ド・チャヤ」での勤務を経て渡仏し、ニームの「アレクサンドル」やボーヌの「ジャルダン・デ・ランパール」、ロスコフの「ル・タン・ド・ヴィーブル」、さらにはジュネーブ(スイス)の「ドメーヌ・ド・シャトーヴィユー」といった本場の数々の星付き店にて研鑽を重ねました。
帰国後は「銀座レカン」でのスーシェフ(副料理長)就任を皮切りに、広尾の「レヴェランス」や荻窪の「ヴァリノール」にて料理長を歴任。2017年12月に独立し、「サンプリシテ」を開業しました。
店名の「サンプリシテ(simplicite)」は、一般に「単純な、簡素な」を意味するフランス語ですが、古代のフランス語では「誠実さ」といった意味合いもあったとか。同店にとって美味しさの原点であり終着点でもある「簡素さ」や「シンプル」であることに加え、何事においても“誠実な心=サンプリシテな心”を持てるようにとの思いが込められているそうです。
厳選された魚介類と洗練された技術が織りなす一皿
“魚フレンチ”の異名を取る「サンプリシテ」の身上は、“魚が中心の直感的なフレンチ”。明石や五島列島などの産地に直接赴き、直送される鮮度抜群の魚介を3日から長いもので4週間程度も熟成させ、素材の旨みを最大限に引き出してから調理にかかります。1か月もの熟成に耐える質の良さを持ち合わせた魚は、世界中を探しても日本でのみ出会えるものだとか。
魅力ある食材からインスピレーションを得て生まれる「サンプリシテ」の料理。コースの冒頭、アミューズからシェフの真骨頂とも言うべきメニューが数々供される中でも、まさに同店を象徴するスペシャリテが、函館産の牡丹エビに液体窒素で急速に冷凍したバラの花弁を合わせた一皿。
見た目やアイディア、そして調理の工程までが斬新そのものの一皿ですが、その心掴まれる艶やかな味わいは、他では出会うことのないここだけの一品と言っても過言ではありません。
もちろん、オススメのワインとのマリアージュも愉しめます。
めずらしい「熟成魚」という素材と誠実に向き合い、ワクワクするようなコースを仕立てる魚使いの達人の店。まさに魚好きの日本人が心待ちにしていた一軒かもしれませんね。ここに日本のフレンチ極まれり、と思わず膝を叩いてしまいそうな、見事な発想と腕前が成せる絶品の数々をぜひ味わいに出掛けてみませんか?
お店の衛生対策について
平素より【サンプリシテ】をご愛顧頂き、誠にありがとうございます。
当店では、新型コロナウィルス感染症拡大に伴い、お客様およびスタッフの健康と安全を考慮し、感染拡大の防止策を強化しております。
・従業員のマスク着用、手袋の着用
・消毒液の設置
・うがいをする環境が整っている
・スタッフの体調管理
・お釣りの受け渡し時、キャッシュトレーの使用
・全18席から12席~13席程度に調整し、間隔を空けてご案内
・常時喚起をしている
アクセス
住所: 東京都渋谷区猿楽町3-9 アヴェニューサイド代官山1 2F