【名店グルメ】中目黒「3110NZ by LDH kitchen」で味わう、現代アートとお鮨の新しいコラボレーション

「3110NZ by LDH kitchen」は、名店「鮨 さいとう」と現代美術ギャラリー「NANZUKA」がコラボレーションを果たした新しいコンセプトの鮨屋。日中はアートギャラリー、夜はそのアート空間が鮨屋になるという前例のない新業態が注目を集めています。

お鮨と調和する唯一無二のギャラリー

中目黒駅より徒歩約5分にある「3110NZ by LDH kitchen」は、日中は現代美術ギャラリー「NANZUKA」によるギャラリーとして、そして夜はそのアート空間で「鮨 さいとう」プロデュースのお鮨を楽しめるという新しいスタイルのお店。店名の「3110」は「さいとう」を、「NZ」は「NANZUKA」を意味し、お店の起案者であり運営会社の「LDH Kitchen」からきています。

店舗の内外装デザインを手掛けたのは、ニューヨークを拠点とするアーティスト、ダニエル・アーシャム氏とアレックス・マストネン氏による建築デザインユニット「Snarkitecture(スナーキテクチャー)」。特徴的なのは、お店に入った瞬間まるで異空間に入ったような気持ちにさせてくれる床。店舗のロゴは空山基 (そらやま はじめ)氏によるもので、シンプルでスタイリッシュなロゴがカウンター越しに輝きます。

4〜6週間のペースで展示内容が入れ替わるというアート作品は、「NANZUKA」の本体である「NANZUKA UNDERGROUND」と連動していることが多いが、場合によってこちらのギャラリー単体の展示も。ギャラリーは無料で開放されているので、アート作品を見に立ち寄るだけでも素敵な時間が過ごせそう。

「鮨 さいとう」のエッセンスを引き継ぐ小林氏が握るこだわりのお鮨

お鮨を握るのは、「鮨 さいとう」で研鑽を積み、「香港鮨さいとう」のオープン時には料理長に抜擢され、開店初年度から2年連続でミシュラン二つ星を獲得した小林郁哉氏。師匠である齋藤氏の技をしっかりと継承し、少ない手数そして無駄のない所作で握ります。

シャリは佐賀県産のお米「さがびより」をこだわって使用。水分が程よく、お米の持っている旨味が非常に強いのが特徴で、必要最小限のお酢とお塩だけで完成します。齋藤氏のシャリより少し小さめな、シャープで無駄のない握りは、アート空間でいただくのに相応しい一貫。

絵の雰囲気や色、季節に合わせている器も見物。お料理と器が引き立てるアートな逸品からも目が離せません。

新進気鋭の現代アーティストによるアートに囲まれながらいただく「鮨 さいとう」のエッセンスを取り入れた小林氏のお鮨は、今までになくユニークで、より一層格別なものでしょう。「3110NZ by LDH kitchen」でしか味わえない食体験をどうぞお楽しみください。

寿司

3110NZ by LDH Kitchen

東急東横線、東京メトロ日比谷線 中目黒駅 徒歩5分

30,000円〜39,999円

※こちらの記事は2023年01月23日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

Mika.A

外食が何よりの楽しみな編集部メンバーです。
野菜へのこだわりは人一倍!好きが高じて
ベジタリアン・フルーツアドバイザーの資格を取得しました。

・好きなお店:CIRPAS/Sincére/Heritage by Kei Kobayashi
・好きなジャンル:フレンチ/鮨
・最近行ったフレンチ:ラルジャン/apothéose/渡辺料理店/フロリレージュ
・好きな美食宿:ホテルリッジ/sankara hotel&spa 屋久島

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